本文へ移動

クラシック・アルバムガイド

Neu! (1972)

Neu! · 1972年 · クラウトロック/プロト・パンク

Brainが1972年に発売した『Neu!』はKlaus DingerとMichael Rotherによる全6曲のデビュー作。ハンブルクのWindrose studioで録音し、2人と録音技師Conny Plankが制作した。

1972年発売全6曲のデビュー作Brain 1004
Amazonでこのアルバムを見る →

アフィリエイト注記: このページのAmazonリンクから購入されると、追加費用なしでRetroForge Recordsに少額の紹介料が入る場合があります。

作品

基本情報

アーティスト
Neu!
発売
1972
アルバム
スタジオ・デビュー作
オリジナル曲数
6曲
レーベル
Brain 1004
プロデューサー
Dinger、Rother、Conny Plank

重要な理由

連続性と空白を等しく急進的にしたデビュー作

『Neu!』は、ブルースのスウィング、歌の序列、明瞭な区分劇を外しながら高揚する前進を保つ10分間で始まる。

Hallogalloは設計の3分の1にすぎない。SonderangebotとWeissenseeは、脈動が退き加工空間が主題になると何が起きるかをすぐ試す。

B面は水で始まり傷ついたラブソングの声で終わり、Negativlandの暴力的変化を二つの露出環境で挟む。Dingerのドラムはフィルでなく触れ方と持続時間により一定性を表情へ変える。Rotherのギター/ベースは拍をリフで混雑させず、明るく反復する和声場を作る。

Plankの録音は作曲的だ。エコー、配置、過負荷、環境音が曲全体の個性を決める。2人編成で対照はすべて読み取れるが、制作により少人数が音響的想像力の小ささを意味しない。重要なのは推進と宙づりを等しい可能性として提示した点で、全曲が一つの有名な拍を反復するからではない。

ハンブルク、1971年

元Kraftwerkメンバー2人とハンブルクの4夜

Klaus DingerとMichael Rotherはともに初期Kraftwerk周辺に参加した後、1971年にNeu!を結成した。

録音と共同制作を兼ねるConny Plankとの仕事を続けた。デビュー作は1971年12月初頭の4夜、ハンブルクのWindrose/Dumont-Time Studioで録音し、同市Star-Musik studioでミックス。Metronome傘下Brainが1972年に西ドイツで全6曲をカタログ1004として発売した。

DingerとRotherが音楽クレジットを共有し、制作は両者とPlank。原盤LPのA面はHallogallo、Sonderangebot、Weissensee、B面はIm Glück、Negativland、Lieber Honig。Grönlandの公認再発は2001年に原盤を広く流通へ戻し、この曲順を保つ。

2人組とPlank

隠れたバンドを置かないDinger、Rother、Plank

Michael Rotherギター、ベース、弓奏ベース
Klaus Dingerドラム、ギター、ジャパニーズ・バンジョー、歌
Conny Plankエンジニアリング、共同プロデュース
DingerとRother音楽とNeu!原盤ジャケット構想
Dinger, Rother and Plank制作

DingerのHallogalloの脈動は目立つ変化を抑えるが、均衡、打点、シンバル色が機械的複製でなく人間的な線を保つ。Negativlandのギター暴力やLieber Honigの声の露出は「ドラマー」だけでは説明できず、他の役割も重要だ。Rotherのギターは拍の上の天候のように振る舞い、反復和声形が独奏の頂点を求めず漂い、明るくなり、薄れる。ベースと弓奏ベースで前進の土台と持続的で判別しにくい質感の両方を定める。

Plankは明晰さが運動へ役立つ時に2人を明瞭に捉え、次に加工と過負荷で通常の楽器境界を消す。巡業ロック編成らしく見せるため恒久的なベース、鍵盤、第2ギターを捏造してはならない。共同制作名義は、中立な技師が2人を記録したのでなく3人の判断からスタジオ結果が生まれたと認める。少人数が責任を明確にしつつ、著作はDingerとRotherの共同のまま残る。

運動と静止

真っ直ぐな脈動、弓奏ベース、水、過負荷の声

Hallogalloは均一なドラム脈動をベース土台と明るく循環するギターへ結び、通常の加速なしに速度を作る。Sonderangebotはその道路論理を金属ドローン、加工共鳴、大きな空白へ宙づりにする。Weissenseeは遅い旋律場を導入し、弓奏/加工音が地名を冷たい距離へ変える。

Im Glückは聞こえる水と穏やかな器楽運動でB面を開き、環境音を作品構造の一部にする。Negativlandは荒いギター、急な強弱、攻撃的なリズム身体で勢いを繰り返し破る。

Lieber Honigは合奏の確信を剥ぐ。Dingerの近く張りつめた声と疎な楽器が、親密さを意図的に居心地悪くする。

Plankのミックスは一つの代表的残響を押し付けず、各曲を異なる深さへ置く。統一は対照から生まれ、一定の移動、ドローン、風景、水、衝突、むき出しの呼びかけが同じ少人数への六つの答えとなる。

全曲ガイド

HallogalloからLieber Honigまでの六つの環境

01

Hallogallo

Dingerが揺るがない前進脈動を確立し、Rotherの重層ギター像が上で光と横方向の運動を作る。コーラスへ高まらず、リズムの地平が10分安定するため質感の小変化が大きくなる。解放は速度だけでなく連続性にある。

02

Sonderangebot

題名は「特売」だが、音楽は簡単に包装できる歌を拒む。金属共鳴、ドローン、スタジオ加工がHallogalloの開けた道を内的な宙づりへ置き換える。2曲目に置くことで、デビュー作の提案は一つの拍を全編へ複写することではないと明らかにする。

03

Weissensee

ベルリンの湖が遅く淡い音風景の名になる。持続ギターと弓奏ベースの色が最小限のリズム指針の周囲を漂い、空間に形式を担わせる。Hallogalloの勢いを解決せず器楽的抑制で静止へ達し、A面を閉じる。

04

Im Glück

水音がB面を開き、録音環境と演奏音の境界を和らげる。題名の幸福は静かで仮の状態であり、穏やかなギターも祝祭へ変えない。その静けさが、はるかに荒いNegativlandの現れる素材も作る。

05

Negativland

急なギター攻撃、重いリズム、圧力変化が周囲の水に縁取られた曲を覆す。Negative landは空の風景でなく争われる地面だ。DingerとRotherは反復を滑走でなく衝撃として使い、2人の経済性が静けさ同様に対決も生めると示す。

06

Lieber Honig

疎なジャパニーズ・バンジョーの質感の傍らで、Dingerの声は近く、過負荷で、傷つきやすく響く。「愛しい人」への呼びかけは甘さを誘うが、録音は磨かれた親密さを拒む。Negativlandの力の後、この露出声が器楽の勝利周回でなく人間的な脆さで閉じる。

新しさと否定

運動、否定の地面、壊れやすい幸福

全6題は記録された筋書きを作らないが、名が抽象音の知覚をどう変えるか繰り返し試す。Neuは「新しい」、Sonderangebotはすぐ消費できない音楽へ商業語を借りる。WeissenseeとNegativlandは宙づりで内省的な風景/力強く不安定な風景を示す。Im Glückは永続を主張せず幸福を名付け、水音が状態を一時的で身体的にする。

Lieber Honigは地理から親密な呼びかけへ移るが、傷ついた声面が愛情を複雑にする。Hallogalloは造語または開かれた句で、意味の確定前にリズムの確信がある。作品は一つの感情計画を選ばず肯定的宣言と否定的地面の間を動く。ここで新しさとは慣習を払い、運動、場所、声を変化した条件で聞かせることだ。

Brain 1004

スーパーの言葉をバンドロゴへ作り替える

ドイツBrain原盤のカタログ番号は1004。

白地、赤い手描きNEU!文字、下線が、普通の宣伝文字を表ジャケット全体の出来事へ変える。

オリジナル・ジャケットのクレジットは2人自身。感嘆符が再生前からバンド名を宣言にする。各面3曲で、A面はWeissensee、B面はLieber Honigが終点。

視覚の経済性は人数と合うが、音の単純さは主張しない。作品には鋭く異なる六つの環境がある。Grönland公認版は時代写真へ置換せずロゴを中心的個性として保つ。

1972年のデビュー作

Brain 1004と数十年かけて築かれた評判

Brainは1972年、2人組のデビュー作として『Neu!』を発売した。

ドイツ原盤と米国Billingsgate盤はいずれも全6曲。当時の国際的な広がりは後年の評判に比べ限定的だった。

Grönlandの2001年再発はNeu!主要3作を公認CDとして広く入手可能にした。

後年批評はHallogalloを決定的なリズム録音として高めたが、全作は一曲による要約を複雑にし続けた。公式カタログ文は、ここで架空のチャート頂点や正確な販売数を必要とせず後続ロック/電子音楽への影響を強調する。発売史は遅れた国際的承認であり、『Delay 1968』の遅い初発売とは別だ。

新しいリズム言語

後にmotorikと呼ばれた語彙

Hallogalloは後にmotorikと広く呼ばれる一定の前進拍の中心例となった。機械そのものを意味すればDingerの触れ方を隠す。録音の緊張は人間が脈動を維持し陰影をつけることに依存する。Rotherの広いギター言語はブルース・ロックのリフ密度なしの推進モデルを示し、Sonderangebot、Weissensee、Im Glückはドローン、環境音、実音の同等に重要な語彙を加えた。

Negativlandは削減素材が摩擦的で不安定になれると示した。Lieber Honigはスタジオ過負荷と声の脆さを終幕論点へ入れた。Grönland公認再発と記念版は全6曲のデビュー作をヒット曲容器でなく独立作品として保った。

遺産は一つの拍より広い。Neu!はロック作品が連続移動とほぼ静止した聴取を交互に置けると示した。

オリジナル構成

原盤の各面3曲構成を保つ

1972年ドイツ原盤LPBrain 1004:A面はHallogallo、Sonderangebot、Weissensee、B面は対照的な3曲。
Grönland 2001年再発最初の公認広域CD版は原盤6曲とDinger–Rotherによるアートワークの個性を保つ。
記念版後年のGrönland版も作品境界を保ち、トリビュート/リミックス素材は原盤プログラム外に属する。

原盤は全6曲で各面3曲。WeissenseeがA面、Lieber Honigが原盤全体の終点。

DingerとRotherが演奏し、Plankが録音・共同制作。Lieber Honigには主唱がある。一つの版の曲順内でドイツ語題と翻訳題を混ぜてはならない。後年の記念追加曲もBrain 1004の原盤境界を変えない。

聴き方の道筋

道路の速度と宙づりの空間を交互に聴く

  1. Hallogalloの安定した地平の中で微細な音色変化を追う。
  2. Sonderangebotに次の道路曲への期待を消させる。
  3. Weissenseeを原盤A面の目的地として聴く。
  4. Im Glückの水の中から再出発する。
  5. Negativlandが反復を滑走から衝突へ変える様子を聴く。
  6. Lieber Honigの傷ついた声面へ近づく。
  7. むき出しの人間声と、非人格的に見えるジャケットの宣言を比較して終える。

調査経路

出典と参考資料