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クラシック・アルバムガイド

Love (1966)

Love · 1966年 · サイケデリック・ロック/フォーク・ロック

1966年春にElektraから発売された『Love』は、全14曲のデビュー作。Bido Lito’sでのレパートリーを硬質かつ簡潔にスタジオ化し、Arthur Leeを中心に、Bryan MacLean初の作曲作品と3曲の翻案が幅を広げる。

1966年春発売全14曲のデビュー作Jac Holzman、Mark Abramsonプロデュース
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作品

基本情報

アーティスト
Love
発売
1966年春
アルバム
スタジオ・デビュー作
オリジナル曲数
14曲
レーベル
Elektra
制作
Jac Holzman、Mark Abramson。エンジニア:Bruce Botnick

重要な理由

Elektraがロサンゼルスの増幅されたロックと本格的に向き合った最初の作品

『Love』は、人種的に統合されたロサンゼルスのバンドが、まだ主にフォーク音楽と結び付けられていたレーベルのために、強力なクラブでの個性を簡潔なスタジオ演奏へ移す姿を記録する。攻め方はすでに独自だ。Leeの歯切れよい歌、Johnny Echolsのエレクトリック・ギター、Bryan MacLeanのリズム演奏、Ken Forssiの動くベース、Alban Pfistererの直線的なドラムは、ありきたりなByrds模倣を避けている。

「My Little Red Book」はBacharachとDavidの曲を、反復するギターとベースの圧力へ大胆に圧縮する。「Hey Joe」と器楽曲「Emotions」は、外部素材を変形する別の二つの方法を示す。

Leeの自作曲は恋愛を大きく越える。「Signed D.C.」は異例の率直さで依存症を扱い、「Mushroom Clouds」は核の恐怖を呼び起こし、「Colored Balls Falling」は知覚を不安定さへ変える。

『Da Capo』と『Forever Changes』は後に音色を拡大する。それでもデビュー作が不可欠なのは、14の短い曲が、後の編曲で磨かれるリズムと歌詞の土台を明らかにするからだ。

HOLLYWOOD・1966年

Bido Lito’sのバンドがSunset Soundへ入る

Arthur Leeはロサンゼルスの音楽家からLoveを結成し、Bido Lito’sで支持を築いた。そこでフォークロック、ブルース、硬いR&Bのレパートリーが独自の舞台言語になった。

Jac HolzmanはElektra初の主要ロック・アクトとして契約し、Mark Abramsonと共同プロデュース。Bruce BotnickがSunset Soundでの短期間の1月セッションを録音した。

主要編成はLee、Echols、MacLean、Forssi、Pfisterer。先行時期のベーシストJohn FleckensteinとドラマーDon Conkaが「A Message to Pretty」と「My Flash on You」に残っている可能性があり、クレジット説明からこの不確実性を消してはならない。

大半はすでに演奏していた曲で、オーバーダブで個性を発明せず、短期間でアルバムを完成できた。

MacLeanは「Softly to Me」を提供し一部で作曲を分け合うが、作曲とリード歌唱の中心はLee。Bacharach–David、Billy Roberts、グループ名義が、外部作または共同作の3曲を担う。

Elektraは1966年春にモノ版とステレオ版を発売。「My Little Red Book」とB面「A Message to Pretty」のシングルが商業的な導入になった。

第1作のLove

5人組と、先行セッションに残る2人の影

Arthur Leeリード・ヴォーカル、ギター、ハーモニカ、打楽器、主要作曲
Johnny Echolsリード・ギター
Bryan MacLeanリズム・ギター、ヴォーカル、作曲
Ken Forssi主要アルバム・セッションのベース
Alban Pfisterer主要アルバム・セッションのドラム
John Fleckenstein、Don Conka先行録音2曲でベースとドラムの可能性
Jac Holzman、Mark Abramson制作
Bruce Botnick録音技術

Leeはバンドの簡潔な規模を変えず、命令から脆さへ移って直接的な呼びかけを不安定に響かせる。Echolsは硬いリズム音型と短いリードを交互に置き、MacLeanは常時柔らかなアコースティック音ではなく第2のギター面を作る。Forssiの旋律的な低音域が、12弦と声域によって音が上ずるのを防ぐ。

Pfistererは力と正確な停止を重視し、後の「Seven & Seven Is」の極端な速度でも聞ける規律を短い編曲に与える。MacLeanの「Softly to Me」はグループの電気的な枠を離れず、より穏やかな作家の声を導入する。2曲における先行メンバーの可能性は曲ごとに限定し、全14曲の架空の別編成にしてはならない。

ガレージとフォークロック

12弦の明るさ、ガレージの圧力、むき出しの言葉

モノ・ミックスはギターとリズムを一つの硬い場へ凝縮し、ステレオは楽器間の分割を確認しやすくする。フォークロックの明るさは、短調の和声、力強いベース、感傷を排したLeeの声によって何度も暗くなる。カヴァーは変形だ。「My Little Red Book」はBacharachのリズム上の優雅さを拒み、「Hey Joe」は流通していたフォークロック編曲をバンドの生素材として使う。

ハーモニカと打楽器が一部の曲を広げるが、本作は凝ったスタジオ効果より演奏に依存する。短い曲は順序によって多様さを作り、器楽曲、バラード、抗議のイメージ、ガレージの攻撃性が、型が固まる前に交代する。Botnickは同室のアンサンブルを、普通のポップへ磨き上げず、粗い輪郭も聞き取れる形で捉えた。

全曲ガイド

簡潔な14の声明

01

My Little Red Book

BacharachとDavidの曲が、Leeの歯切れよい歌の下で止むことのないギターとベースの音型になる。Loveは原曲の都会的なスウィングを取り除き、恋愛の目録を執着へ変える。冒頭曲かつシングルとして、翻案とは敬意より変形であると宣言する。

02

Can’t Explain

Leeの自作曲は引き締まったドラム、二重のギター圧力、強いリフレインで混乱を突き進む。有名曲のカヴァーから強度を落とさず、バンド自身の言語へ移る。

03

A Message to Pretty

穏やかな脈動がLeeの警戒した呼びかけを露わにする。ギターの共鳴と抑えたリズムは安心ではなく距離を作る。先行セッションのメンバーである可能性は、この録音に限られる。

04

My Flash on You

バンドは非難と不安定な知覚の周囲で加速する。短いギターの応答と切迫したベースが、題名の閃光を感覚的であると同時に社会的なものにする。

05

Softly to Me

MacLeanの作曲と歌が旋律的な優しさを導入するが、エレクトリックな編曲が孤立したフォーク曲になるのを防ぐ。この配置によって複数の作者の存在が耳に見える。

06

No Matter What You Do

Leeは反復を圧力として使い、アンサンブルは簡潔な約束の周囲でアクセントを変える。演奏は単純な安心を示すのではなく、献身を試す。

07

Emotions

グループ共同名義の器楽曲が、個性を言葉から離してA面を閉じる。ギター、ベース、ドラムがアタック、余白、簡潔な旋律経路で気分を運ぶ。

08

You I’ll Be Following

B面は追跡の歌詞の下で、前へ進む確かなリズムとともに始まる。Forssiのベースと噛み合うギターが、反復する決意にわずかに脅迫的な身体性を与える。

09

Gazing

より宙づりの編曲が、見ることを距離へ変える。Leeの歌とギターは十分な余白を残し、注意そのものが曲の動作になる。

10

Hey Joe

Billy Roberts作のLove版は、Hendrix以前のフォークロック系譜に属する。後のギター・ヒーロー的な劇性ではなく、動きとアンサンブルの緊張を強調する。

11

Signed D.C.

余白の多いブルース由来の演奏が、依存症を語るLeeの言葉をむき出しにする。頭文字はバンド史上Don Conkaと結び付くが、力の源はロマンティックな装飾を拒むことにある。

12

Colored Balls Falling

明るい視覚言語が暗い短調の流れと出会う。ギター音型は動きを示すが、歌詞はサイケデリックな場面を説明せず、知覚を不安定なままにする。

13

Mushroom Clouds

題名の核イメージが、アルバムを人間関係から共同の脅威へ外向きに変える。節度ある編曲は見世物化を避け、日常的な声の尺度によって主題を強める。

14

And More

終曲は直接的で推進するグループ音へ戻る。開かれた題名は14の状況を要約せずに閉じ、急速な次の変化を指すデビュー作にふさわしい。

14の状況

欲望、依存、場面の下にある脅威

デビュー作はコンセプト・アルバムではない。統一感は、不安定な呼びかけ、追跡、他者を理解しようとする試みの反復から生まれる。依存症と核の恐怖が恋愛を越えて領域を広げ、クラブ曲集を若者の現実逃避として読ませない。本、伝言、凝視、閃光、落ちる色を通じて、見ることと読むことが繰り返される。

カヴァー曲はLoveを同時代のロサンゼルス・フォークロックの中に位置付ける一方、編曲はグループ独自の圧力を主張する。最も深い対照は簡潔な形式と難しい主題の間にあり、2、3分でも依存、恐怖、感情的脅威を収められる。

Elektra EKL-4001

CastleのLove

William S. Harveyのデザインは、独特のLoveロゴとBeachwood CanyonのCastle周辺で撮影された集合写真を使う。

屋外の舞台はジャケットをサイケデリックな抽象画にせず、バンドをロサンゼルスの拠点へ結ぶ。5人全員が一体として写り、Leeが作曲を支配しても力をアンサンブルの個性に依存する作品にふさわしい。モノとステレオのジャケットは中心画像を共有するため、正確な版の特定にはカタログ番号とレーベル情報が必要だ。

1966年春

57位のデビュー作と個性を決めた最初のシングル

Elektraは1966年春、『Love』を全14曲のデビュー作、同レーベルのロック基盤を築く一枚として発売した。

LPは米国57位に到達し、「My Little Red Book」が本作で最も知られる曲となった。

3曲の翻案とLeeまたはMacLeanに結び付く11の自作曲は、本作が主にカヴァー集ではなかったと示す。ロサンゼルスでの評判が高まる一方、限られたツアー範囲が全国的な勢いを抑えた。後のカタログ史は『Forever Changes』を前面に出しがちだったが、再発はデビュー作を初期シングルの供給源ではなく完全なアルバムとして戻した。

最初のLove

後の管弦楽の下にある硬い土台

「My Little Red Book」はガレージ・ロックの定番となり、洗練されたポップ素材を覆すLoveの能力を早くから示した。

「Signed D.C.」はLeeの初期でも特に厳しい曲として残り、管弦楽への野心以前からあった深刻さを記録する。

本作のギターとベースの攻撃性は、とりわけ「Seven & Seven Is」と並べた時、Loveをプロトパンクとして読む後世の見方に影響した。歴史的価値はElektraのロック録音への移行にもあり、HolzmanとBotnickは後の所属アーティストに使う手法を育てた。『Da Capo』より先に聴けば、後の拡張がすべて理解しやすい。鍵盤、木管、弦は、すでに規律ある中核から育った。

オリジナル・ミックス

モノ、ステレオ、境界を明確にしたボーナス

全14曲を凝縮した最初の提示。
2本のギターとリズム隊を広く見渡す提示。
オリジナル本編の後に、明確に分けたモノ・シングル・ミックスを追加。

まず14曲を聴き、「And More」で止める。「My Little Red Book」のモノとステレオは別演奏ではなくバランスを比べる。初期2録音のメンバー不確実性を正直に扱い、ForssiとPfistererを自動的に割り当てない。

後年のデモや編集盤『Love Story』の曲順をデビュー作へ持ち込まない。良質な音源は高域を硬くせず、ベース、ギターのアタック、ハーモニカ、Leeの近い歌声を保つ。

聴き方の道筋

神話より先にアンサンブルを聴く

  1. 冒頭3曲を、翻案、硬い自作曲、抑制として聴く。
  2. 「Softly to Me」を前後のLeeの歌と比べる。
  3. 「Emotions」で歌詞なしのバンド像をつかむ。
  4. 「Hey Joe」から「Mushroom Clouds」までの暗い流れを追う。
  5. 「And More」の後に「My Little Red Book」へ戻り、シングルに本作の方法がどれほど含まれるか聴く。

調査経路

出典と参考資料

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