本文へ移動 Love — サイケデリック・ロック/フォーク・ロック
サイケデリック・ロック

Love

ロサンゼルスのガレージの熱、フォークの繊細さ、管弦楽の不穏を、変化し続ける一つのバンドに。

米国カリフォルニア州ロサンゼルス出身地
1965年〜現在活動の系譜
サイケデリック・ロック/フォーク・ロックジャンル
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概要

Loveは1965年、歌手、ソングライター、マルチ奏者のArthur Leeを中心にロサンゼルスで結成された。米国ロック界でまだ珍しかった人種混成の初期編成は、リズム&ブルースとガレージの鋭さから、フォーク・ロック、サイケデリア、精緻なアコースティック・アレンジへ急速に進んだ。

Elektraからの最初の3作は、2年に満たない発展を記録する。強い輪郭を持つデビュー作Love、二つの方法に分かれた実験作Da Capo、そしてアコースティック・ギター、弦、管楽器で建築したForever Changesだ。後の編成で楽器の重心は変わったが、Leeの省略を効かせた作曲と、成功した型を繰り返さない姿勢は中心にあり続けた。

1967年のLove。
1967年のLove 写真:Elektra Records/Wikimedia Commonsパブリックドメイン ・WebP変換

結成と歴史

LeeとギタリストJohnny Echolsは、1965年にGrass Rootsを結成する以前から共に活動していた。元Byrdsのローディーで、自身もソングライターだったBryan MacLeanが加わり、その後グループはLoveへ改名。Don Conkaの脱退後、ベーシストKen ForssiとドラマーAlban “Snoopy” Pfistererが、1966年のデビュー作で聴ける編成を完成させた。Jac Holzmanは1965年12月にBido Lito'sでバンドを見て、Elektra初のロック・アクトとして契約した。

Loveは1966年4月に発売され、バンドが鋭く作り替えた「My Little Red Book」が先導した。Da Capo(1966年11月発売)ではMichael Stuartがドラムを引き継ぎ、Pfistererはキーボードへ移り、Tjay Cantrelliがサックスとフルートを加えた。Top 40入りしたシングル「7 and 7 Is」の凝縮された力を、バロック・ポップ、ジャズの色彩、片面全体の即興曲「Revelation」と並べたアルバムだ。

Lee、MacLean、Echols、Forssi、Stuartの5人編成は、共同プロデューサー/エンジニアのBruce Botnick、編曲家David Angel、一部のセッション奏者と共に1967年にForever Changesを録音した。ほどなくオリジナル・グループは解体。Leeはより重い新たなLoveを組み、Four Sail、『Out Here』とFalse Startへ進んだ。最後の作品の冒頭曲「The Everlasting First」にはJimi Hendrixが参加している。

Leeは1993年から2006年に亡くなるまで、Baby Lemonadeをバックバンドにカタログ曲の演奏へ戻った。後にオリジナル・ギタリストJohnny Echolsが彼らへ加わった。Love with Johnny Echolsは現在も初期アルバムの曲を演奏し、現編成を不変のオリジナル・ラインナップと見せることなく、1965年のグループとの直接的なつながりを保っている。

サウンドとスタイル

デビュー作はエレクトリック・ギター、簡潔な編曲、フォーク・ロックの鋭さを加えたリズム&ブルースの推進力に支えられる。Leeの歌い回しは一曲の中でも威圧的、会話的、意図的に冷淡と変化し、Echolsのリード・ギターが切れ味を、MacLeanが軽やかな旋律の対比をもたらす。Da Capoはハープシコード、フルート、サックス、ジャズ由来の即興で、その音色を広げる。

Forever Changes』は均衡を反転させる。アコースティック・ギターと抑制されたリズム隊を核に、David Angelの弦と管が登場部、対旋律、突然の規模変化を形作る。MacLeanの「Alone Again Or」と「Old Man」は独自の作家性を示し、Leeの曲は牧歌的な細部、社会観察、不吉な予感の間を移る。後年のLoveは増幅されたブルース・ロックへ戻り、カタログ全体を一つの固定したサイケデリック様式ではなく、変貌の連続にした。

メンバー 1967年の古典的編成:Arthur Lee(ボーカル/ギター)、Bryan MacLean(ボーカル/ギター)、Johnny Echols(リード・ギター)、Ken Forssi(ベース)、Michael Stuart(ドラム)。PfistererとTjay Cantrelliは拡大編成による『Da Capo』期の中心メンバーだった。現在のLove with Johnny Echolsは、EcholsとBaby Lemonadeのメンバーで構成される。

必聴アルバム

ELEKTRA・1967年オリジナル盤

Forever Changes』は前作の電気的な力の大半を、噛み合うアコースティック・ギター、しなやかなベースとドラム、David Angelによる弦と管の編曲へ置き換える。「Alone Again Or」はトランペットと弦によって外へ開き、「The Red Telephone」はLeeの最も不穏な歌詞の一つを、ほとんど無重力の音場へ置く。「You Set the Scene」は作品の私的・社会的不安を、長い終幕へ集約する。最初に録音された2曲はセッション奏者が補強したが、中核の5人はアルバム全体で演奏している。2011年に米国National Recording Registryへ選出されたことは、音楽設計と長く残る文化的重要性の双方を認めるものだ。

主要曲:Alone Again Or・The Red Telephone・You Set the Scene

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Da Capo

1966

ELEKTRA・1966年11月オリジナル盤

Da Capo』は意図的に不均衡な方法を採る。A面はLoveの広がる音楽性を6曲へ凝縮。「Stephanie Knows Who」は歯切れのよいリズムにリード楽器とハープシコードを結び、「Orange Skies」ではMacLeanが穏やかにリードを取り、「7 and 7 Is」はわずか2分半ほどで爆発的な結末へ突き進む。B面全体を占める「Revelation」は、楽器の応酬と長いボーカル即興を含む、自由なブルース主体の演奏だ。作り込まれた小品と、片面を使うクラブ演奏への二分は、後継作ほど統制されていない箇所も含め、歴史的に示唆深い。

主要曲:Stephanie Knows Who・Seven & Seven Is・Revelation

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Love

1966

ELEKTRA・1966年4月オリジナル盤

デビュー作には、Elektraをロックへ参入させた切迫感が残る。「My Little Red Book」はBacharach=Davidの曲を、歯切れよく打ち付けるバンド演奏へ変えた。「Can't Explain」と「A Message to Pretty」ではLeeがガレージの圧力と旋律的なフォーク・ロックの間を移る。「Signed D.C.」は依存症の苛烈な告白を軸に編曲を削ぎ落とし、グループの暗い作風が管弦楽期より前からあったことを示す。音作りは簡素で、他者の曲も複数含むが、Lee、MacLean、Echols、Forssi、PfistererはすでにSunset Stripの近隣バンドとは異なる音を出していた。

主要曲:My Little Red Book・A Message to Pretty・Signed D.C.

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さらに深く聴く作品

Four Sail

1969

ELEKTRA・1969年オリジナル盤

Four Sail』はLee、Jay Donnellan、Frank Fayad、George Suranovichによる古典期後の編成を紹介する。「August」は絡み合うエレクトリック・ギターと重いリズム隊で始まり、「I'm with You」には初期Loveに通じる旋律の繊細さが残る。本作は『Forever Changes』より管弦楽色が薄く、ギター主導だが、Leeの凝縮した構成と突然の変化は明確に聞き取れる。

主要曲:August・I'm with You・Singing Cowboy

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BLUE THUMB・1970年オリジナル盤

False Start』は1967年編成の再結成ではなく、ツアーで鍛えられたより重いLoveを捉える。Jimi Hendrixがギターで参加するのは冒頭の「The Everlasting First」のみで、Leeとの応酬がアルバムに鮮烈な話題性を与える。その後の「Keep On Shining」と「Anytime」は、通常編成のファンク、ブルース・ロック、アンサンブルの推進力へ焦点を戻す。客演は重要だが、Leeがまた別の明確なバンドを率いていたという作品全体の姿を覆い隠すべきではない。

主要曲:The Everlasting First・Keep On Shining・Anytime

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今なお重要な理由

Loveの最初の3作は、ロサンゼルスのロックバンドが内包できるものを異例の速さで広げた記録だ。ガレージのリズム、フォークの旋律、ジャズの楽器法、片面全体の即興、管弦楽編曲が並ぶ。各作が前作を単に拡大せず、方法そのものを変えるからこそ、この順序には意味がある。Leeの統率とMacLean独自の作家性は、Echols、Forssi、Stuart、そして拡大された『Da Capo』期の参加者も形作ったバンドの個性の中にある。

Library of Congressは『Forever Changes』を2011年にNational Recording Registryへ登録し、そのアコースティックな核、野心的な編曲、不吉な予感を帯びた作曲を歴史的に重要と認めた。現在も続くLove with Johnny Echolsの公演は、別の形の遺産を示す。オリジナル・ギタリストが、10年以上Leeを支えた音楽家たちと演奏し、曲を生かし続けながら、それを生んだ編成の歴史を消さない。

出典と参考資料

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