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アルバムについて
The Moon That Stayed Behind は、 The City That Left the Earth と The Earth That Followed the Cityに続く第三章にして最終章です。月を語り手として擬人化し、都市は去り、地球も深宇宙へ後を追い、月はかつて惑星があった場所を回り続けます。これはコンセプト作品の物語上の視点であり、月の意識に関する科学的主張ではありません。
『The Empty Orbit』は、失われた中心を巡る機械的反復から始まります。『Moonlight』は月の自己が反射する太陽光と地球との関係から作られたことを回想し、『Seas Without Tides』はかつて影響を与えた海を記憶します。Mare Imbriumの放棄された観測所で三部作の三音信号が雑音から現れ、『Satellite』が「まだここにいる」と応答したのち、『The Night Earth Never Rose』が希望を悲嘆へ変えます。
『The Craters Remember Everything』は都市、地球、前二作の像が押し寄せる記録庫を開きます。『Afterglow』では微かな返答が届きますが、都市か地球か、両方か、古い残響にすぎないのかは意図的に未解決です。終曲は三音信号と下降する四音形を結びます。月は後を追わず、放棄された系の守り手と標識になることを選びます。
曲目
- 1The Empty Orbit4:38
- 2Moonlight4:32
- 3Seas Without Tides5:24
- 4The Observatory at Mare Imbrium4:29
- 5Satellite6:25
- 6The Night Earth Never Rose4:09
- 7The Craters Remember Everything5:09
- 8Afterglow5:34
- 9The Moon That Stayed Behind6:16
音色設計
Mellotronの合唱、弦、フルートが幽玄な管弦楽色を与えます。Hammondオルガン、Minimoog、初期モジュラー・シンセは低いドローン、交響的高まり、信号パルス、不均一なアナログ・シーケンスを行き来し、Fender Rhodesとグランドピアノが静かな内省部を担います。
ギターは主にクリーンで空間的です。テープエコー、ハーモニクス、ボリュームペダルの膨らみ、孤立した叙情的旋律が楽器間に空気を残します。アコースティックギターが『Moonlight』を支え、ファズは控えめです。深く旋律的なRickenbacker風ベースとMinimoogベースが流れる音形と長い持続音を往来し、下降四音形が前章と本作を結びます。
1970年代初頭らしい自然なドラム、転がるタム、ブラシのスネア、ヴィブラフォン、ティンパニ、チューブラーベル、ゴング、サスペンド・シンバルが、力押しではなく積み重ねで切迫感を築きます。温かなテープ飽和、わずかな調律の揺れ、室内残響、テープエコー、スプリング/プレート・リバーブ、ループ、無線雑音、逆再生質感が、意図的にアナログで不完全な制作を保ちます。
- Mellotronの合唱、弦、フルート
- Hammondオルガン
- Minimoog
- 初期モジュラー・シンセサイザー
- Fender Rhodesとグランドピアノ
- テープエコー付きクリーン・エレキギター
- アコースティックギター
- 旋律的なRickenbacker風ベース
- ヴィブラフォンとティンパニ
- チューブラーベルとゴング
- 1970年代初頭風の自然なドラム
- アナログ・テープループと無線雑音
アーカイブ・ノート
月は中心が消えた後も以前の運動を続ける天体として始まります。軌道はまず習慣となり、否認の形になります。光と潮汐の記憶から、かつての意味が常に別世界との関係で作られていたことが明らかになります。
観測所が物語の方向を変えます。受信したパターンに確証はありませんが、初めて行動の可能性を生みます。月が送信するのです。それでも地球が昇らないとき、待つことは夜明けで終わりません。クレーターはあらゆる眼差し、信号、名前を保持する記録庫になります。
『Afterglow』の返答は謎を解きません。それでも月が追跡と残留のどちらかを選ぶのに十分な接触を与えます。終楽章で軌道は見かけの牢獄から選び取った位置へ変わります。記憶はもはや受動的な待機ではなく、今も聴いているかもしれない何かのための航法になります。
歌詞
8曲に英語の歌唱があり、『The Observatory at Mare Imbrium』はインストゥルメンタルです。歌詞はヴァース、コーラス、イントロ、制作上のラベルを付けず掲載します。
三つの音が静寂を渡り あなたのいた場所で消える 私は朝へ顔を向ける けれどそこには何の答えもない 水のために一周 石のために一周 かつて故郷と呼んだ場所を もう一周 不在の周りを 名前の周りを 私は円をたどる もう残っていない円を 中心は私をつなぎ止めず 距離も私を解き放たない 道筋はまだ私の下にある だが下にはもう世界がない 私は空の軌道を数える 動かないものを数える 証明するものなど残っていなくても 昔の向きを守り続ける 三つの音が静寂を渡る 冷たく小さな三つの音 私はそれを闇へ送る けれど世界の声は何も聞こえない
私は銀の道を敷いた 川と雨を横切って 千の部屋から入り またガラスを抜けて去った 真夜中の屋根に触れ 海の上で休んだ 眠る窓の一つひとつが 私の一部を返した 月明かり 借りものの青 私はただ太陽の光だった あなたのもとへ帰る光 あなたが与えた形をまとった 三日月、硬貨、あるいは冠 夕暮れの壁を登り 沈む昼の光を追った 野原は私の影を受け取り 港はそれを静かに抱いた 淡い反射が震えていた あらゆるガラスと丘の上で 月明かり 借りものの青 私はただ太陽の光だった あなたのもとへ帰る光 もう海は私を迎えて盛り上がらず どの窓にも私の顔は映らない 光は永遠に進み続け 休む場所を見つけられない 私は静寂を照らしている 動くことのできない海の上を 像を失った鏡 証すもののない言葉 月明かり 空っぽで白い 戻ってくる光がなければ 反射とは何なのだろう 月明かり ひとり落ちてゆく 私はただ太陽の光だった あなたを故郷へ呼び戻そうとする光
黒い海は古い名を保っていた 波を知ったことなどないのに 回る青の下で眠り そこから与えられる光を受けた 私は海を引いた 岸に呼吸を教えた 銀の水を持ち上げ また下へ引き戻した 潮のない海 岸のない名前 私は闇を引く もう何も答えない 港は屋根の上を越え 川は陸を離れた その重みが闇を通り抜けるのを感じた 手を抜ける水のように 船は青の中に閉じ込められ 鐘は空気の中で溺れた 私は回りながら海を呼んだ だがそこに答える海はなかった 潮のない海 岸のない名前 私は闇を引く もう何も答えない 一つの波が立ち上がり もう一つは落ちてゆく 青い流れがあった場所で 四つの道が閉じる 海流は曲がり 羅針盤は嘘をつく 海が回っている 私の目の上で 私は引く 私は待つ もう一度引く 雨はない 岸はない 生きた雨はない かつて私は眠る世界を動かした 音も合図もなく 今やすべての海は旅をしている 私の届かない彼方を 潮のない海 深さのない闇 私は記憶を巡っている 水が保てなかった記憶を
インストゥルメンタル — 歌詞なし。
位置に変化なし 受信機は起動中 三つの音が戻ってくる 断絶を越えて 発信源は不明 距離の表示もない 信号は入り そのまま進んでいった まだここにいる まだここにいる 衛星 伴侶 目撃者 石 私は独り巡りながら すべての季節を学んだ あなたの天候を 白い顔に運んだ 距離と位相によって あなたの海を測った まだここにいる まだここにいる 送信機を開く 周波数は低く 古いパターンを送る どの海図も届かない場所へ 真夜中の彼方の都市 青をまとった世界 これがかつて あなたと回っていた天体 私を受信しているか 答えは現れない 私の歳月の形を 覚えているか まだここにいる まだここにいる 東の地平線が 返すのは炎だけ 西の地平線は今も あなたの名を運んでいる 私にエンジンはない 道をたどることもない 円を守り続け その重荷を運ぶ 衛星 伴侶 目撃者 石 まるで距離そのものが故郷であるように 私は語りかける 受信機は起動中 まだここにいる 受信機は起動中 まだ
東の闇が薄くなり 西の星々が青ざめた 太陽は静かに戻った 空の帳に沿って 私は縁に海を探した 青い大陸を探した 昼の光を横切る 見慣れた一つの影を だが地球は昇らなかった 地球は昇らなかった 古い観測所は すべての海図を繰り返した 数字は天を横切り そしてほどけていった 鐘は動かず鳴り 電線は雪を運んだ 私は朝へ身を傾けた だがどの世界も引力を感じなかった 地球は昇らなかった 地球は昇らなかった 私は目をそらさなかった 闇に名を与えなかった 光はまだその背後にあった けれどあなたはいなかった 金色が戻るまで 空の中心を抱き続けた すべてのクレーターが光を集め 沈黙する山々が燃えた だが地球は昇らなかった 空を満たす海はなく 朝を渡る青い世界もなく 私の影に答える影もなかった 地球が決して昇らなかった夜は 夜明けでは終わらなかった 太陽はすべての上へ登り あなたが去ったことを示した
夜明けの前 銀色の亀裂 歩き続けろ ただ一人 旅人が地面を離れた場所に 足跡は圧力を残し続ける 梯子は最後の一段を保っている 塵と音の上に 割れたガラスは覚えている 保てなかったすべての顔を クレーターは落ちる炎を抱く 炎が眠ったずっと後まで クレーターはすべてを覚えている 最初の光も最後の光も 地表から去るものはなく そこでは何も過去にならない 上昇を許可する 追跡を許可する 国のない家 地面のない海 私を見上げた すべての望遠鏡を覚えている 紙の海の上に私の円を描いた すべての子供を覚えている すべての無線を覚えている 細く明るい声を 私を映したすべての窓を 夜に向かって閉じた窓を クレーターはすべてを覚えている 信号も炎も 上を指したすべての手を 私に名を与えたすべての口を 真夜中の都市 動く部屋 機械の烏 透明な月 下を走る鎖 回る石 彼方への道 故郷と呼ばれた言葉 上に北はなく 下に南はない 一つの道が残る 今それを進む 目をそらすな 目をそらすな 衝突は終わらなかった ただ形を変えただけ 言葉はクレーターになり 記憶は嵐になった 地表は静かに裂け 埋もれた声が立ち上がった 闇は知るすべての傷口から 記録庫を解き放った クレーターはすべてを覚えている だが記憶に終わりはない その瞬間を落下させ続け 着地させようとしない すべて すべて 私は地球を覚えている 私は地球を覚えている 私は覚えている
一つの音が雑音へ入り 二つの音がゆっくり続いた その下を第四の音が動いた どこから来たのか分からない 声は方向を告げず 光の中に名も現れない ただ小さな戻ってくる音が 果てしない夜を渡った 残光 残光の中にあなたを聞いた 追えるほど近くなく 去れるほど遠くない 答えは戻れとも 留まれとも言わなかった 古い受信機へ触れ また消えていった 宙吊りになった一瞬 空の軌道が輝いた 闇はまだ私を囲んでいた けれど私は独りではなかった 残光 残光の中にあなたを聞いた 都市か、世界か、残響か 知る必要はない 上に三つの音 下に四つの音 距離で作られた道 輝きのない光 私は信号を守る 線を守る 闇を通して送る もう一度 残光 残光の中にあなたを聞く もう一度送れ もう一度送れ 私は聴いている もう一度送れ
ついに静寂が開いた 言葉にも炎にもならず 名を必要としない 七つの音が一つになって 最初の三音が闇を目覚めさせ 次の四音がその下を渡った 二つは共に道になった 生きた地図には描けない道に 私はガラスの中の淡い月だった 朝の円だった 海の上の不在の顔 前触れのない光だった 都市が岸を離れるのを見た 川が持ち上がるのを見た 地球が屋根になり 空を占めるのを見た 私は後に残った月 今も闇の中で回る 旅立った名を抱き 最後の印を守る すべての道が去るためにあるのではない すべての光がさまよう必要もない 旅人が故郷と呼んだものを どこかが覚えていなければならない 鎖は通りの下を走り 石と炎を結んだ エンジンと足を結び すべての名を運んだ それが空虚を横切るのを感じた 壁のない重み 消えた世界を貫いて引かれた糸 今も私たちすべてを通り続ける 上に玉座はなく 下に鎖はない ただ道だけを 惑星は知っている だが私は道を追わない 顔をそむけることもしない 軌道はもう牢獄ではない 私が留まることを選ぶから 私は後に残った月 沈黙もせず、迷いもせず、静止もしない 古い機械を目覚めさせ 私の意志で動かす 目覚める都市へ三つの音 世界へ下降する四つの音 静寂を渡る七つの光 外へ開く七つの扉 真夜中の都市 青い世界 私は空の天を保ち続けた ここであなたを待ちながら けれど今は待っていない 残されたものを守っている 水を失ったすべての海を 名を失ったすべての道を 都市が窓を向けるなら 地球が夜を渡るなら 私の光を測ることで 古い位置を見つけるだろう 私は後に残った月 目撃者であり標識 もはや借りた光だけではない 信号は今、私のもの 夜明けの前 世界の彼方 闇を越えて 七つの音 私は追わない 私は覚えている