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クラシック・アルバムガイド

Second Album

Curved Air · 1971年 · プログレッシブ・ロック

Curved Airのスタジオ第2作は、A面にDarryl Way主導の5曲、B面にFrancis Monkman作の3曲を配し、作曲面での内部的な分化を「Back Street Luv」から大作「Piece of Mind」へ至る曲順へ変えます。

1971年9月発売全8曲のオリジナルLP英国アルバム最高11位
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作品概要

基本情報

アーティスト
Curved Air
発売
1971年9月
アルバム
スタジオ第2作
オリジナル収録曲
8曲
英国アルバム最高位
11位
ヒット・シングル
「Back Street Luv」— 英国4位

重要である理由

ヒット曲と大作が、二分された同じレコードに並ぶ

『Second Album』はCurved Air最大の商業的瞬間を捉えています。「Back Street Luv」は英国4位、LPは最高11位で6週間チャートに残りました。

ヒット曲だけが本作を定義するわけではありません。A面をWayによる短編から中編の5曲が占め、MonkmanはB面で短い2曲と13分近い「Piece of Mind」を提示します。

その分割によって作者の違いが耳に見える形になります。Wayはヴァイオリン主導の旋律、人物像、直接的な感情状況を好み、Monkmanは鍵盤、VCS3、区画的な展開で安定した形式を問い直します。

Sonja Kristinaは両面が別々の実演になるのを防ぎます。その声は親密にも、街慣れたようにも、演劇的にも、身体を失ったようにも響き、歌詞面での参加がWayの音楽へ明瞭な人間的中心を与えます。

本作が重要なのは、親しみやすさと実験が対立物として現れないからです。最も即効性のあるシングルと最も野心的な長編曲が同居し、その両方に作品の個性がかかっています。

1971

ツアーの重圧下で急速に作られた次作

『Air Conditioning』に続く本作は、デビューから1年足らずで登場しました。ツアーのため、新曲の大半を録音前に舞台で育てる時間は限られていました。

Ian EyreがRobert Martinに代わってベースを担当し、「Back Street Luv」の共作者にもなりました。Sonja Kristina、Darryl Way、Francis Monkman、Florian Pilkington-Miksaは従来の役割を維持しました。

セッションはLondonのIsland StudiosとMorgan Studiosで実施。Curved AirとColin Caldwellが制作し、Caldwellは録音技術も担当しました。

LPの曲順は作曲上の境界を明文化します。A面はKristinaとEyreも曲作りに参加したWayの素材、B面はMonkmanの3作品です。

「Young Mother」はCurved Air以前のSisyphusに起源がありますが、残る曲の大半は新作でした。育てられた旧曲と急速に組み立てた素材の対比が、作品内で密度が変わる理由の一端です。

「Back Street Luv」はアルバムが10月にチャート入りする前、1971年8月に英国シングル・チャートへ登場。12週間の在位が、後のどのシングルも及ばない知名度をCurved Airへ与えました。

バンドとスタジオ

初期の器楽的三角形に加わった新ベーシスト

Sonja Kristinaリードヴォーカル、作詞
Darryl Way電気ヴァイオリン、ピアノ、ヴォーカル
Francis Monkmanギター、鍵盤、VCS3シンセサイザー
Ian Eyreベース、「Back Street Luv」共作
Florian Pilkington-Miksaドラム
Peter Zinovieff電子音で参加
Curved Air、Colin Caldwell制作
Colin Caldwell録音技術

Kristinaは歌詞と同じほど歌唱姿勢によってA面の人物像を形づくります。「Young Mother」は切迫し、「Back Street Luv」は警戒的で身体的、「Puppets」は次第に演劇性を強めます。

Wayのヴァイオリンは主旋律楽器であると同時に編曲者です。歌の曲線を重ね、グルーヴを横切り、鍵盤が下の和声を変える間も一本の線を持続できます。

Way作の「Young Mother」ではMonkmanのVCS3が異例なほど前面に出ます。面をまたぐ参加は、作曲者の分割が演奏上の不在を意味しなかったことを示します。

Eyreは作品へ安定した低音の軸を与え、ヒット曲にも直接貢献します。彼のベースは「Back Street Luv」の圧縮された緊張を、単に耳障りなものではなく踊れるものにします。

Pilkington-Miksaは引き締まったシングルのリズムと長編曲の航行を往復します。「Piece of Mind」は、変化の角を隠さずつながって感じさせる彼の力に支えられています。

Zinovieffの電子音クレジットは、すでにシンセシスを目新しさではなく作曲として扱う作品に属します。電子的な音色はヴァイオリンやギターと並ぶ構造的な声になります。

サウンドと構築

VCS3の運動、電気ヴァイオリン、広がるB面

A面は明確な歌を優先しますが、編曲は平凡ではありません。VCS3の滑走、電気ヴァイオリン、ギター、歌のフレージングが、ヴァースとコーラスの形式を絶えず動かします。

「Young Mother」は半音階的な色彩を全開にして始まり、「Back Street Luv」はその語彙を忘れがたい下降圧力と短く切ったリズムの枠へ削減します。

「Jumbo」と「You Know」は本作で最も内省的な空間をつくります。シングルの攻撃を繰り返さず、旋律と移ろう楽器の重点に不確かさを担わせます。

「Puppets」はA面終盤で規模を取り戻し、舞台的な対比によって操作を楽器間で聞こえるものへ変えます。

「Everdance」と「Bright Summer's Day '68」はMonkmanの手法を短く提示し、その後「Piece of Mind」が大きく拡張します。聴き手は運動、記憶を経て、最後に複数の状態を通る長い旅と出会います。

制作はデビュー作より明瞭で粗さが少なく、その焦点が短い曲に恩恵を与えます。一方、終曲は音場がどれだけの対比を抱えられるかを意図的に試します。

全曲ガイド

若い欲望から宇宙的規模へ向かう八つの異なる形式

01

Young Mother

Wayの冒頭曲は初期Sisyphusの素材から発展し、すでに豊かな内部運動を備えています。Kristinaの歌詞は若さと母性を、相反する自由と責任の間へ置きます。

ヴァイオリンとVCS3は歌を単に支えるのでなく、その周囲を動きます。電子音の曲線が感情の不安定さを身体的にします。

6分の長さの中で、中心にある人間的状況を失わず器楽の圧力が高まります。デビュー作の異例な組み合わせへの欲求を保ちながら、より制御されたスタジオ音を宣言します。

02

Back Street Luv

Way、Kristina、Eyreは欲望、不信、都会的な強さをバンド最大のヒット曲へ圧縮します。「Luv」という省略綴りは、上品に磨かれた恋愛ではなく率直さを示します。

ベースとドラムが緊張を帯びた踊れる回路をつくり、ヴァイオリンと鍵盤がKristinaの低く支配的な歌唱の周囲へ不安の閃光を加えます。

編曲には無駄な身振りがありません。耳が慣れきる前にフック、質感の変化、歌唱の転回が次々に訪れます。

英国4位という記録は、Curved Airの奇妙さが3分半の形式でも機能したことを示します。

03

Jumbo

題名は誇張された規模を思わせますが、曲は名前から想像するより内向的です。Kristinaは公的な物語ではなく、移ろう感情空間を歌い進みます。

Wayの旋律ではヴァイオリンと声が長い曲線を共有し、リズム楽器が静かな推進力を保ちます。ヒット曲の直後に置かれながら「Back Street Luv」の圧縮を再現せず、A面に呼吸の余地を与えます。

04

You Know

Wayは不完全なままの認識をめぐって直接的な呼びかけを築きます。反復は、すでにあるつながりの証明ではなく、それを確立しようとする試みに聞こえます。

ピアノとヴァイオリンは冒頭2曲より穏やかにKristinaを囲み、ギターの色彩が表面を不安定に保ちます。その抑制が、操作と演劇的支配を急激な規模の変化として感じさせる「Puppets」への準備になります。

05

Puppets

KristinaとWayは外部からの支配を舞台のイメージへ変えます。人形の比喩によって、特定の政治的/個人的支配者を名指しせず、主体性の問題を可視化します。

ピアノ、電気ヴァイオリン、リズム隊が慎重な区画と力強い集団声明の間を移ります。編曲は誰が誰を操るのかを繰り返し問い、器楽の答えが歌の確信へ割り込みます。A面終曲としてWayの作曲術を広げながら、Monkmanの13分形式へは踏み込みません。

06

Everdance

Monkmanは運動を恒久的な状態としてB面を始めます。簡潔な曲はリズミカルで宙を舞い、異なる作曲論理の中でヴァイオリンを使います。

Kristinaの歌は劇的な人物像を演じるのでなく、パターンに乗ります。その爽快さは構造上重要です。作者の交代は聞こえても、アルバム後半が複雑さを説く唐突な講義として始まることはありません。

07

Bright Summer's Day '68

日付はすべての出来事を説明せず、記憶をある夏へ固定します。明るさは回想を通して濾過され、記憶は題名の第一印象ほど確かなものではありません。

Monkmanは形式を簡潔に保ち、鍵盤とギターで歌の振り返る視線を彩ります。その節約が、本作で最長かつ最も要求の厳しい曲の直前に見せかけの静けさを生みます。

08

Piece of Mind

Monkmanによる13分近い終曲は、意識を不安定な部屋の連なりへ変えます。題名は「peace」と断片としての「piece」を掛け、心の一部が心の平安を与えるとは限らないと示します。

冒頭は慎重な歌の議論を確立し、その後の器楽区画が速度、密度、視点を変えます。

ギター、VCS3、ヴァイオリン、ベース、ドラムが交代で進行方向を担い、どの音色も恒久的な案内役にはなりません。

戻ってくるKristinaは、構造の外に立つ語り手ではなく、建築内部の一要素です。

長い展開は最初の7曲が圧縮していた可能性を実現します。二人の作者を和解させるのでなく、違いを拡張してアルバムを閉じます。

連続する物語はない

一つの筋書きを持たない関係、運動、精神

『Second Album』はコンセプト・アルバムではありません。8つの状況は登場人物、時系列、全体を支配する物語を共有しません。

つながりが繰り返し試みられ、乱されます。「Young Mother」は役割の均衡を取り、「Back Street Luv」は魅力と疑念を結び、「You Know」は認識を相互のものにしようとします。

支配は異なる規模で「Puppets」と「Piece of Mind」を形づくります。一方は糸で動かされる舞台上の身体を使い、他方は意識が自らの変化を導けるかを問います。

運動も結びつきを与えます。「Everdance」は動きを連続性として扱い、「Piece of Mind」は静止では議論を収められないため旅をします。

作者の分割は一様さを装わず曲順へ一貫性を与えます。A面はWayの旋律的劇性を通じて人間関係を試し、B面はMonkmanの抽象的内面へ進みます。

John Koshの虹

バンド名を由来へ戻す虹

スリーヴはJohn Kosh、写真はPeter Howeが担当。虹は、バンド名の由来となったTerry Rileyの作品『A Rainbow in Curved Air』を指します。

版によって提示方法は異なりますが、虹は視覚上の定数として残ります。こうして一見一般的な題名が、特定の音楽的系譜へ結び直されます。

色彩は本作の楽器編成のように振る舞います。別々の帯が見えるまま一つの弧をつくります。この対応は解釈であり、Koshが両面の分割を図示したという主張ではありません。

パッケージはデビュー作のピクチャー盤ほど技術的に急進的ではありません。製造形式ではなくアイデンティティを視覚上の主題にします。

突破口となったシングル

Curved Air商業面の最高到達点

Warner Bros.は1971年9月に『Second Album』を発売。10月9日に英国アルバム・チャートへ入り、翌週11位に達して計6週間在位しました。

「Back Street Luv」は8月7日にシングル・チャートへ入り、最高4位、12週間在位しました。Curved Air唯一の英国Top 40シングルです。

ヒット曲はLPへの親しみやすい入口となりましたが、長編の融合に関心を持つ聴き手には、すぐに「Piece of Mind」が主要な証拠となりました。

批評的評価はA面の簡潔な作曲と終曲の対比をめぐって分かれ続けています。その不一致は実演以上に、プログレッシブ・ロックへの期待を測っている場合があります。

商業面では、デビュー作の最高8位に迫りながら、はるかに大きなシングルも生みました。後のCurved Airスタジオ作で、この両方の広がりを再現したものはありません。

分かれたアイデンティティ

「Back Street Luv」を囲むだけのアルバムではない

「Back Street Luv」は今もバンドを代表する録音であり、器楽のフックと同じほどKristinaの歌唱に支えられています。

「Young Mother」と「Puppets」は、Wayの面がヒット曲と添え物だけではないと示します。どちらも拡張された編曲で直接的な題材を複雑にします。

「Piece of Mind」は本作のプログレッシブな対抗軸となり、電子音、形式的規模、不安定な意識へのMonkmanの関心を保存しています。

明示的な面の分割は、WayとMonkmanが再び対照的な領域を占める『Phantasmagoria』を予告します。『Second Album』では冒頭近くにヒット曲、最後に大作があるため境界が特に明瞭です。

本作の遺産は、シングルか組曲かという選択を拒んだことにあります。Curved Airの最も大衆的な衝動と最も探究的な衝動が、創造的な緊張の中に保たれています。

どの版を選ぶ?

全8曲の構造を見えるまま保つ

オリジナル8曲LPWay主導の5曲にMonkman作の3曲が続き、「Piece of Mind」で終わる構成。
2018年拡張版リマスター盤にBBC演奏と視覚アーカイブ素材を組み合わせた版。
標準配信版決定的な両面構造を変えない、約42分のオリジナル構成。

まずオリジナル8曲を聴き、「Piece of Mind」で止めます。アーカイブ演奏はA面とB面の議論が完結した後に置くべきです。

「Young Mother」でVCS3、ヴァイオリン、歌の分離を確かめます。「Back Street Luv」は短い鍵盤の細部を隠さず、ベースの重量を保つべきです。

「Piece of Mind」には静かな転換と集団の頂点をまたぐ安定したダイナミクスが必要です。平板なマスターでは各区画が発展したのでなく、後付けされたように聞こえます。

2018年Esoteric版はリマスター本編の後にBBC録音を加え、DVDも収録します。これらの演奏は当時前後のライヴ語彙を記録しています。

『Second Album』を器楽作品にする曲は一つもありません。オリジナル8曲すべてでKristinaの声が主要な構造楽器です。

聴き進め方

両面を結ぶ前に、二人の作者を聴く

  1. 最初の一巡: LPを順に聴き、面の切り替わりをバンドではなく作曲者の交代として捉えます。
  2. ヒット曲を追う: 「Back Street Luv」の簡潔さを、「Young Mother」「Puppets」の変化する規模と比べます。
  3. Monkmanを追う: 「Everdance」と「Bright Summer's Day」に「Piece of Mind」の語彙を準備させます。
  4. Kristinaを追う: 人物像と対決から、記憶と内的な建築へ移る歌声を聴きます。
  5. 両面を結ぶ: 「Young Mother」のVCS3へ戻り、それが終曲をどう予告するか聴きます。

調査資料

出典と参考資料

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