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アルバムについて
There Is Nothing Left But Presence は全8曲のプログレッシブ・ロック・コンセプトアルバムで、1973年からの通信として提示されます。時間、形、記憶、究極の存在を探る三部作の第三にして最終章です。
Hammondオルガン、クリーン/ローゲインのエレクトリック・ギター、アナログ・ベース、最小限のドラム、テープエコー、抑制されたシンセサイザーの質感が、不安定なリズムと溶けていく模様を進みます。編曲は固定された小節や完全なループより、漂うテンポ、強弱の対比、緩やかな移行を重視します。
全曲は一つの連続した体験として設計されています。進むほど構造は不安定になり、繰り返すアナログの質感が作品をつなぎ留めます。そして終章では、距離も順序も隔たりも消えていきます。
アーカイブ年: 1973 · 公開日:
曲目
- 1Before There Was Time4:53
- 2A State Without Sequence5:19
- 3Nothing Moves, Yet Everything Is3:58
- 4The End That Never Arrived3:15
- 5Only This Remains4:13
- 6Voices Become One3:20
- 7No Distance Left Between3:46
- 8Everything Is Here At Once4:02
8曲 · 32:46
アーカイブ・ノート
作品は固定された小節と完全なループを避けます。時間の取り方は曲がり、構造はほどけ、各パートはリセットされることなく次へ流れ込みます。
漂うようで憂いを帯び、空間的かつ没入的で、わずかに方向感覚を揺らす雰囲気です。中心にある問いは、時間がどこへ向かうかではなく、順序そのものを保てなくなった後に何が残るかです。
歌詞
朝が来る前に立っていた 刻む時計も 名を呼ぶ声もない 空気は静まり 光は淡い 僕は静かな空間をさまよった 導く手も 踏み出す足取りもない 突き破るべき線も前にはない 世界はそこにあった だが定義されず 心の中の遠い響きだった 失われたものも 見つかったものもない 転機も 確かな大地もない ただ何かが待っている 形を持たず 縛ることのできない静かな存在 見えるものを測ろうとした だが時間は法則の形を拒んだ 過去は残らず 未来も育たない かつて知っていた一瞬だけ 動かず 留まりもしない それでもなぜか思考をさらっていく たどれない静かな力 あの空の場所に今も立っている 時間が生まれる前 僕はひとり立っていた 始まりのしるしもなく 知られる場所もなく 時間が生まれる前 見る理由もなかった 周りにあるすべてが すでに僕の中にあったと 沈黙が満ちるに任せた 語られる答えなど要らない 世界は残った だが何かが変わり すべての形が組み替わった 時間が生まれる前 僕はすでにそこにいた 意味を探すこともなく ただ突然 気づいた 始まりは決して来なかった 終わりも決して来ない ただ一つの感覚 すべてが静止しているという
もう少しで見えそうな模様があった 法則もなく形づくられる線 留まる前に滑り去った ついに作られなかった形 瞬間が曲がるのを立って見ていた 始まりもせず 終わりもしない 合図は来ず 声も明瞭ではない それでも何かが ここにあると告げた 行き先を追おうとした だが一歩ごとに溶けていった 足元に道はなく 頭上に空もない 動かせない何かが静止しているだけ 空気は近くの何かで重かった 聞くことのできない無音の響き 同じまま 同時に移ろう 僕がさまよう途切れた線 順序はない 設計もない 線の中へ置く方法もない 順序はない 支配もない 周りを動きながら全体のまま 手放し 追うことをやめた 場所も持たずに内へ落ち着いた 意味を測る必要もない 瞬間がどこへ行ったかも分からない 見るべき秩序はもうない 別々の部分も 君と僕もない 選ぶことのない空間だけ 見つけるものもなく 失うものもない もう少しで知れそうな模様があった 通り抜けたとき 消えていた
どういうわけか部屋が静まるのを感じた…… 許せない何かが動いたように…… 瞬間が息を止めるのを見ていた 死の近くで宙に吊られていた ガラスは奇妙なものを映す 無音のずれ 隠された変化 光は視界の中でゆっくり曲がり 空気は重く 影は伸びた 変わらぬ何かへ手を伸ばした だが答えはすべて名を逃れた 静かすぎる…… 広すぎる…… 感じる…… 内側に…… 音はそこにあった だが解かれたよう 始める場所も 逃げる先もない 進みも 薄れもしない それでも新しい何かが生まれていた その場にありながら遠ざかる 揺れることのない回転する輪 響きは時を外れて答えた 思いが線になる前に 僕は静止して立った…… だが何かが動いた…… 何も変わらない…… それでもすべてが証明された…… 何も動かない…… それでも すべては在る……
終わりはない 到着もない 今も回り 今も待つ 合図はない 答えもない 決して来なかった これからも来ない 終わりはない 到着もない 今も回り 静止して立つ
何かが残る けれど留まらない 去ることもなく 薄れることもない 形は戻らず 線も現れない 距離の感覚も 歳月の感覚もない それでもここに在る それでも近くに在る 形を持たず 明瞭さも持たず 名づけようとすれば 音から滑り去る 感じられる存在 だが押さえつけられない これだけが残る これだけが残る 前でもなく 後でもなく ただここに ただ永遠に これだけが残る 枠を持たず 名を持たず
そこに君が聞こえる どこか近くに けれど同じではなく 一つでもない 僕らは出会わない線の中で語る 違う言葉 同じ反復 音の中に君の声を感じる だがまだ動き まだ解き放たれている 今はもっと近く そばに感じる すべての声が さらに明瞭になる 声は一つになる 声は一つになる 音の間に距離はもうない 僕らが見つかる別々の場所もない 多くの声が立っていた場所に 一つの声が残る 理解されず それでも理解されて 声は一つになる 声は一つになる 残るのは一つだけ
僕らすべての間に空間があった 上がり下がりするように見えた線 感じ取れる距離 決して姿を明かさない形 また薄れていく 溶け合うのを感じる 近さもなく 終わりもない 何も隔てない 響きが重なり合うのを聞く 一つの地図へ折り畳まれる かつて遠く 離れていたものが 今は共通の始まりへ集まる 何も分けない 何も分けない かつて空間があったとしても 僕らがいた場所で消えていく 縁は残らず 見つける線もない 全体だけがあり 君のものも僕のものもない
見える距離はもうない 世界と僕の間に線はない 遠くから呼ぶ音もない 一日を刻む時間も要らない すべては残り 動かない 問うべき形も 証すべき形もない 空気は澄み 重みは消えた 正しさも 誤りもない すべては在る すべては留まる 背後に過去はなく 前方に未来もない たどる道もなく 言い残した言葉もない すべてがともに在る 隔たりは残らない 喪失も 距離もなく 別々の面もない すべては今ここに在る
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こんな方におすすめ
- ヴィンテージ・プログレッシブ・ロック
- Hammondオルガン
- テープエコー・ギター
- 漂うような楽曲構造
- 空間的なコンセプト・アルバム
- 連続したヘッドフォン・リスニング
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