Le Ormeはイタリアン・ビートとサイケデリックの世界から出発し、やがてキーボード主導のイタリアン・プログレッシブ・ロックを代表するグループの一つとなった。Aldo Tagliapietra、Tony Pagliuca、Michi Dei Rossiの古典的トリオは、ベース、声、キーボード、ドラムだけで驚くほど大きな音を作った。その簡潔さが、多数のソリストを擁する編成との違いだ。旋律とアレンジがドラマを担い、楽器を抑制することで一つ一つの音色変化に意味を持たせる。
『Collage』、『Uomo di pezza』と『Felona e Sorona』は、オルガン主導のプログレから簡潔な作歌曲、そして本格的なコンセプト・アルバム構築へ至る急速な発展を示す。その後は編成を拡大し、室内楽的な楽器法を探り、多くのメンバー交代を経て活動を続けた。第1作以前の1967年に加入したDei Rossiは現在のバンドにも在籍する。したがってLe Ormeという名は現在の編成をサイケデリック期とプログレ期の双方へ結ぶが、編成が不変だったことを意味しない。
Le Ormeは1966年、Venice近郊のMargheraで結成された。Aldo Tagliapietra、Nino Smeraldi、Claudio Galieti、Marino Rebeschiniがビート音楽から始め、ほどなくドラマーMichi Dei RossiがRebeschiniに代わり、キーボード奏者Tony Pagliucaがサイケデリック期の『Ad gloriam』前後に加入した。その後の脱退により、Tagliapietra/Pagliuca/Dei Rossiのトリオへ絞られた。
一見したところの制約が、古典期の音の基礎になった。1971年の『Collage』はオルガンとキーボードを中心に置き、Tagliapietraがベースとリードボーカルを担当。1972年の『Uomo di pezza』は「Gioco di bimba」にも支えられて人気を広げ、翌年の『Felona e Sorona』ではアルバム全体にわたる宇宙的な物語を展開した。
英語版『Felona e Sorona』はPeter Hammillの翻案歌詞を収め、1974年にCharismaから発売され、バンドは国外でもツアーを行った。後の作品ではギタリストを加え、あるいはロック編成を室内楽的な音色へ置き換えた。『Florian』(1979年)が後者の最も明確な例だ。Pagliucaは1990年代初頭に通常編成を離れ、Tagliapietraも2009年に脱退したが、Dei Rossiはさらに編成を変えながらグループを継続した。
Le Ormeは大きなコンセプトを持つアルバムでも、簡潔な主題と率直な歌唱旋律を好む。その節度が、より密度の高いイタリアの同時代バンドとの違いだ。牧歌的、不穏、宇宙的と表情を変えても、アレンジの下にある歌を見失うことはほとんどない。
必聴アルバム
1973年
Felona e Sorona
PHILIPS・1973年オリジナル盤
『Felona e Sorona』は、運命が逆方向へ動く二つの結ばれた惑星を描く。一方が栄える間にもう一方が苦しみ、やがて状況が逆転する。トリオはその宇宙的な前提を簡潔に保つ。「Sospesi nell’incredibile」が無重力のキーボードと声の緊張を確立し、短い移行曲が物語を結び、「Ritorno al nulla」は通常の歌の終止ではなく器楽的な決着で閉じる。Pagliucaのオルガンとシンセサイザーが規模を作り、Tagliapietraの旋律が作品を人間的に保つ。Peter Hammillによる英語翻案が届く範囲を広げた。Le Ormeを代表するアルバム規模の表現であり、シンフォニック作品を好む聴き手の最良の入口だ。
『Uomo di pezza』はプログレッシブな編曲と、Le Ormeで最も直接的な歌のいくつかを釣り合わせる。「Una dolcezza nuova」はキーボードの空気感から力強い歌唱主題へ大きく開き、「Gioco di bimba」は不穏な題材を一見単純な旋律へ凝縮。「La porta chiusa」は作品の節度を失わず、トリオが器楽的な緊張を高める余地を作る。アコースティック・ギターとピアノがオルガン中心の核を和らげ、Tagliapietraの歌が全編の中心にある。『Felona e Sorona』ほどコンセプトは統一されていないが、親しみやすさと影の混合により、ソングライターとしてのLe Ormeを知る最も明快な入口となる。
主要曲: Una dolcezza nuova・Gioco di bimba・La porta chiusa
『Collage』はLe Ormeが初期のビート/サイケデリックな自己像から決定的に離れた作品だ。タイトル器楽曲はクラシック音楽への参照とキーボードの力を前面に出すが、重要なのは新しいトリオ形式がオルガン、旋律的ベース、ドラムを軸に歌を作り替えた点にある。「Sguardo verso il cielo」は記憶に残る歌唱線を推進力ある編曲へ結び、「Cemento armato」は終盤に厳しい社会的・都市的な重量を与える。続く2作より音作りは簡素で粗削りだ。その直接性により、すべての瞬間を埋めずとも3人でどれほど大きな空間を支配できるか、バンドが発見する過程を聴ける。
主要曲: Collage・Cemento armato・Sguardo verso il cielo
Le Ormeはシンフォニック・プログレッシブ・ロックに大編成や絶え間ない技巧競争が必須ではないことを示した。古典的トリオは制約を編曲原理として使い、オルガン音色、ベースの動き、声、沈黙のすべてが構造を支える役割を担う作品を作った。1974年Charisma版『Felona e Sorona』はPeter Hammillの英語翻案を収め、イタリアのコンセプト・アルバムに英語圏の聴き手へ届く意図的な経路を与えた。