『The Light』は、キャリアを総括するほどの規模で作られた自主制作デビュー作だ。表題組曲は継ぎ目を隠さず、家族劇、ユーモア、不協和な合奏、明るい旋律的解放を通過する。「The Water」はさらに奔放で、「Go the Way You Go」は長い構造の中にコーラスを置くNeal Morseの感覚を示す。後作ほど洗練されていないが、その切迫感には価値がある。演奏者自身が素材の抱えられる領域に驚いているように聞こえる。Spock’s Beardが語彙をリアルタイムで発明する姿を聴く最良の場所であり続ける。
『V』はバンドの両極端を異例の確信で釣り合わせる。「At the End of the Day」と終曲「The Great Nothing」が長い構造、回帰する主題、楽器の応酬を担い、「Revelation」「All on a Sunday」が中盤を凝縮する。Dave MerosとNick D’Virgilioは複雑な作曲を遊び心あるものにし、Ryo Okumotoの鍵盤はシンフォニックな色彩を広げる。制作はデビュー作より明瞭だが無菌的ではない。壮大さ、ユーモア、旋律、合奏の精度がよく配分され、多くの聴き手にとってNeal Morse期への最も効率的な入口となる。
主要曲:At the End of the Day · Revelation · The Great Nothing
『Snow』は2枚組のコンセプト・アルバムで、治癒能力が信仰、搾取、危機を招くアルビノの青年を描く。回帰する主題が多数の曲へ連続性を与え、「Long Time Suffering」「Wind at My Back」や表題曲が感情的な支点となる。以前よりゴスペル・ハーモニーが目立ち、Neal Morseの精神的関心をバンドのシンフォニック語法へ直接置く。Morseが直後に去ったため、創設期の意図せぬ終点となった。長さには集中を要するが、回顧的に聞こえる別れの重みも合奏の温かさを消さない。
主要曲:Made Alive / Overture · Long Time Suffering · Wind at My Back