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表紙: Stone Alone: The Story of a Rock 'n' Roll Band — Bill Wyman
表紙画像: Open Library · ISBN 9780306807831
リーディングルーム · 書籍 049

Stone Alone: The Story of a Rock 'n' Roll Band

Bill Wyman

物静かなRolling Stoneは、ずっと記録を残していた

初版刊行1990
出版社Viking
選定版ISBN 9780306807831
VikingThe Rolling StonesBill WymanBrian Jones

物静かなRolling Stoneは、ずっと記録を残していた

Bill WymanのStone Aloneは、日記を付け続けることの価値を示す、ロック史上でも屈指の一冊だ。The Rolling Stonesが世界最大級のバンドへ成長していく一方で、Wymanは日付、金銭、ライヴ、移動、人間関係、出来事を異例なほど継続的に記録していた。そのアーカイブ習慣が、やがてKeith RichardsのLifeとは気質のまったく異なる回想録の土台になる。Richardsは生まれつきの語り手の勢いで物語を語る。Wymanはむしろ、バンド内部の記録部門がついに証言台へ呼ばれたように聞こえる。1990年にVikingから初版が刊行され、1991年にPenguin paperback、1997年にDa Capo版が続いたStone Aloneは、長く、密度が高く、ときに驚くほど具体的だ。RetroForgeにとって、その方法こそが価値である。年表そのものが本書の人格の一部になっている。

年下のブルース狂たちへ加わった時点で、Wymanにはすでに別の人生があった

Wymanは初期Stonesの主要メンバーより年上で、RAFでの勤務経験があり、グループ加入時にはすでに家族上の責任も抱えていた。さらに彼は機材を所有していた。この実務的な細部はStones伝説の一部になっているが、バンド形成についてのより大きな真実も示している。グループは芸術的宿命だけで結成されるわけではない。アンプ、移動手段、確実にリハーサルへ来る人間、そして活動を継続できるだけの実務的インフラが必要だ。Wymanの視点は、後世の神話に飲み込まれた起源物語へ、こうした地味な条件を何度も戻してくれる。初期Stonesは、The Beatlesの宿命的な将来のライバルとしてではなく、まだ歴史的意味など持たない人間、楽器、状況を組み合わせ、機能するバンドを作ろうとしていた若いブルース愛好家として現れる。

後世の歴史が脇役へ押し下げる前のBrian Jones

Stone Aloneを読む大きな理由の一つは、Brian Jonesへの注目にある。後年のRolling Stones史はJaggerとRichardsにあまりにも強く支配され、Jonesは「衰退し、重要なパートナーシップのために場所を空けた悲劇的な創設者」へ縮小されがちだ。Wymanの年表は、初期にJonesがどれほど中心的だったかを戻してくれる。彼はグループ結成を助け、初期のblues/R&Bアイデンティティを牽引し、スタジオの音色が広がるにつれて多様な楽器を持ち込んだ。その一方で、JaggerとRichardsが成功するソングライターになるにつれて内部での地位は弱まり、個人的問題も深刻化した。Wymanはその変化を直接経験しているため、証言には特別な価値がある。ただし通常の回想録と同じ注意も必要だ。彼は中立的なカメラではない。それでも本書は、初期バンドが最も長く残ったメンバーたちの姿に合わせて全面的に書き換えられることを防いでくれる。

Andrew Loog Oldhamと「危険な本物らしさ」の製造

Rolling Stonesの公的イメージは、長髪と怒る親だけから自然発生したわけではない。Andrew Loog Oldhamは、比較的洗練されたThe Beatlesの公的な見せ方に対抗する形でグループを位置付けられると理解し、態度と外見を商業戦略へ変えた。有名な"would you let your daughter marry a Rolling Stone?"の時代は、マーケティングが実在する特徴を増幅し、神話へ変える方法を示している。ミュージシャンたちは本当にbluesを愛し、いくつかの慣習に反発していた。しかし同時に、その性質を大衆に分かりやすく、挑発的に伝えるよう専門的に設計されたイメージ作りにも参加していた。Wymanの記述が有用なのは、反抗的なauthenticityと意図的な宣伝が区別できなくなる前、その変化の内側からバンドを覚えているからだ。この緊張関係は今もロックのマーケティング史の中心にある。

日記がツアー神話を労働へ引き戻す

初期ロック・ツアーは、絶叫する観客、ホテルの逸話、「文化革命」という言葉で記憶されることが多い。Wymanのアーカイブが記録するのは、その下で繰り返される機械的な日常だ。移動、会場、支払い、交通手段、ファン、ルーティン、そして一つ一つの出演を積み上げていく実務である。その結果、記述が事務的に感じられることもあるが、まさにその方法が歴史的に価値を持つ。後年のarena systemと比べれば原始的な条件のもとでStonesは膨大な数の公演を行っており、その年表は有名な逸話が「本当にその時期、その場所で起き得たのか」を検証する助けにもなる。記憶は出来事を「たしかその頃」と置くかもしれないが、同時代の日記は日付を大きく絞り込める。日記も著者による選択を含み不完全ではあるが、Stone Aloneには、数十年後の回想を中心に作られた多くの回想録にはない文書的な背骨がある。

作曲クレジットが示す、法的著作者とバンドの創造性のズレ

Wymanは、Jagger-Richardsのパートナーシップがますます支配的になっていったこと、そして音楽的貢献と正式なsongwriting creditをめぐる争いについて書いている。この領域はいまも論争的だ。copyrightの帰属は金銭と遺産を決める一方、バンド・アレンジには、作曲クレジットを受け取らないメンバーの重要な貢献が含まれる場合がある。Wymanがグループ内部にいたことは、その観察に重みを与える。しかし最終決定権を自動的に与えるわけではない。不満やヒエラルキーは記憶を形作るため、個別のクレジット主張はpublishing records、インタビュー、他の当事者の証言と比較すべきである。より耐久性のある大きな論点は、法的な著作者と共同で生まれた音楽的現実が常に一致するわけではないということだ。RetroForgeにとってStone AloneはStones史を超えて有用であり、グループの創造性が曲名の下に印刷された数人の名前へ変換される際に生じる、ポピュラー音楽史の反復的な問題を露出させる。

薬物、法的トラブル、そして初期バンドの侵食

本格的なStones史と同様、Wymanの回想録でも薬物がグループ生活の中で占める比重が増していく。Brian Jonesは悪化し、Keith Richardsは長期の依存状態へ入り、法的問題が増え、バンドを囲む社会関係も不安定になっていく。Wymanの観察者的な気質は、Richardsの後年の回想録とは違う温度をもたらす。生き延びたことを英雄的outlaw mythologyへ変える圧力が弱いからだ。その距離は有用である。Stonesの異例な長寿は、1960年代と1970年代の一部で組織がどれほど危うかったかを見えにくくする。Wyman自身もその文化の外部にいたわけではないが、アーカイブ習慣によって混乱がしばしば時系列へ戻され、依存や法的危機を、数枚の有名なスキャンダル写真ではなく、仕事、人間関係、スケジュールに作用する過程として見やすくしている。

AltamontはRolling Stonesの一つの時代の縁にある

1969年のAltamont Free Concertは、「sixtiesの死」を象徴する出来事の一つとして巨大な意味を背負うようになった。Stones自身にとっても、それはすでに深い転換期に起きた。Brian Jonesはその年の早い時期に死亡し、Mick Taylorが加入し、American touringの規模は急速に拡大していた。Altamontでの暴力とMeredith Hunterの殺害は、バンド史へ永久に組み込まれた。Wymanが近くにいたことは彼の年表を重要にするが、多数の目撃者と後世の歴史家によって再構築されてきた出来事の因果関係を、回想録だけで決着させるべきではない。彼の記述はStones組織の内部にいた人物の経験を保存し、その後の歴史研究はフレームを広げることができる。この「近さ」と「最終的権威」を分ける姿勢こそ、Reading Roomが維持すべき資料規律である。

Wymanのアーカイブが証拠の質感を変える理由

Wymanの公式サイトは、Stone Aloneが彼の几帳面な日記を基礎にしていると説明している。このアーカイブ志向が、何十年も後の会話を中心に構成された本とは本書を明確に分ける。日記は、記憶では同じ精度で保持できない日付、金銭情報、日常的な観察を残せる。しかし限界もある。書き手は自分が見たこと、理解したこと、書くと決めたことしか記録できず、同時代のメモは予定を正確に残すのと同じ忠実さで誤解も保存し得る。重要なのは証拠の種類が違うことだ。Wymanの日記、Richardsの後年の記憶、外部文書が同じ出来事を扱うとき、その違いは邪魔ではなく歴史的に生産的になる。Stone AloneはStones関連書棚へ、他の主要回想録にはない内部文書の一形態をもたらす。

現代のページは、古いセレブ文化の語り口を無批判に再現できない

Wymanの回想録を責任を持って扱うには、彼とMandy Smithの関係をめぐる論争にも触れる必要がある。Wymanは彼女が10代のときに知り合い、その後、彼女が18歳のときに結婚した。本書はその関係と破綻の時期の周辺で制作されているため、この問題は無関係な後年のゴシップではなく、本書の公的文脈の一部にある。RetroForgeは音楽書ガイドをすべての登場人物の道徳的伝記へ変える必要はない。しかし、現代の読者が著者と時代を理解するうえで合理的に重要だと考える事実を、過去のcelebrity cultureの語り口にならって「 harmless eccentricity 」として処理すべきでもない。歴史的文脈には明瞭さが必要だ。目的はセンセーショナリズムではなく、Stones時代へのノスタルジーによって不都合な事実が静かに消されるのを避けることである。

特に優れている点

最大の強みは時系列、とりわけ初期Rolling Stones、Brian Jones、ツアー、金銭、組織運営の現実に関する時系列である。Wymanの比較的控えめな公的性格も、蓄積された観察を興味深いものにしている。バンドでより支配的な語り手たちとは違うものを見ていることが多いからだ。分量の大きさによって、本書は流れるような自伝であるだけでなく、一部はリファレンスとしても機能する。英国の書誌記録では1991 Penguin版が図版を含め700ページを超える。読者は一度読み切るだけでなく、特定の時期や出来事へ戻ることができる。本書の最も深い価値は、内部アーカイブがロック史の証拠の質感をどう変えられるかを示し、伝説として記憶されがちな文化へ日付付きの日常を加える点にある。

注意点

密度は明白な代償だ。Lifeの会話的な勢いを期待する読者にはWymanの方法が几帳面すぎると感じられるかもしれず、歴史家には有益なアーカイブ的細部が、一般読者にはペースを遅く感じさせる可能性がある。回想録はまた、特に内部ヒエラルキーやクレジットに関してWyman自身の不満と視点を反映している。初版の1990年という終点によって、その後数十年のStones史は含まれず、主要な複数版はページ数も大きく異なる。これらは本書をより一般的な回想録へ丸める理由ではなく、役割を明確にする理由だ。Stone Aloneの価値は、几帳面であることにもかかわらずではなく、几帳面であることそのものにある。

こんな人におすすめ

本格的なRolling Stones読者、とくに初期バンド、Brian Jones、ツアーの仕組みに関心がある人は、Lifeと並べて読むべきだ。この二冊は気質の面で意図的に反対側に置かれたようにさえ見える。Richardsは速度、声、ミュージシャン自身の神話を提供し、Wymanは日記を確認し、日付を追い、組織的な細部に目を向ける。どちらか一方が自動的にもう一方を打ち負かすべきではない。同じバンドの内部にいた二人が、その歴史をどれほど違って構成できるかが見える。その違いこそ、一つの「公式記憶」を探すよりはるかに有用である。

版について

Wyman自身のサイトは、英国Viking hardback初版が25 October 1990に刊行されたことを確認している。1991 Penguin paperbackはxiv + 708ページ+図版と記録され、Da Capoのnew editionは1997年に640ページで刊行された。小売メタデータでは、これらを別個の版として維持すること。

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読書用としては1991 Penguin版と1997 Da Capo版を比較するとよい。AbeBooksのほうがAmazonより多様な在庫を見つけやすい可能性が高い。