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クラシック・アルバムガイド

Outsideinside

Blue Cheer · 1968 · サイケデリック・ロック/プロト・メタル

1968年8月にPhilipsから発売された『Outsideinside』はBlue Cheerの全9曲入り第2作で、Dickie Peterson、Leigh Stephens、Paul Whaleyによるオリジナル・トリオ最後のLPです。

1968年8月発売全9曲の第2作Philips PHM / PHS 278
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作品概要

ひと目で分かる要点

アーティスト
Blue Cheer
発売
1968年8月
アルバム
第2作スタジオ・アルバム
オリジナル収録曲
9曲
レーベル
Philips PHM / PHS 278
プロデューサー
Abe Voco Kesh

重要性

オリジナル・トリオが過負荷の中に編曲を発見する

『Outsideinside』は『Vincebus Eruptum』のトリオを完全に保ちながら、同じ6曲のアルバムを再び作ることを拒みます。Dickie Petersonが9曲中7曲を書き、自作/翻案が半々だったデビュー作より自作曲を大幅に増加。Leigh Stephensはオーヴァーダブ、パンニング、ワウを使い、ギター・ノイズを一続きの正面の塊でなく変化する空間へ変えます。Paul Whaleyのドラムはより明瞭に収録され、ロールと移行が衝撃だけでなく編曲としても伝わります。

「Feathers from Your Tree」にはピアノが現れ、Ralph Burns Kelloggは「Babylon」へオルガンとリード楽器を加えます。トリオ形式は置き換えられず拡張されます。The Rolling Stonesの「Satisfaction」とソウル・ブルースのスタンダード「The Hunter」は原曲を識別できるまま、Blue Cheerの規模へ再構築。屋内スタジオと屋外現場にまたがる録音が題名へ事実の力を与え、同時に有名な屋外録音の話がアルバムの一部だけに当てはまると明かします。本作は洗練が後退を意味しないと証明する点で重要です。ベース、ギター、ドラムが身体的に極端なまま、曲ごとの差は鮮明になります。

CaliforniaとNew York、1968年

デビューから7か月、録音は屋内と屋外へ移る

『Vincebus Eruptum』は1968年1月に登場して11位へ達し、「Summertime Blues」を全米ヒットにしました。巡業と世間の注目がなお激しい中、Blue Cheerは数か月で録音へ復帰。通常のスタジオ内と屋外現場の両方で作業したため、セッションはCaliforniaとNew Yorkを行き来しました。記載された屋外現場はSausalitoのGate Five、Muir Beach、New YorkのPier 57です。

屋内はNew YorkのA&R、Olmstead、Record PlantとSan MateoのPacific Recordersです。Abe Voco Keshが再びプロデュースし、Hank McGill、Jay Snyder、Tony May、Eddie Kramerらがエンジニアを担当。Philipsは1968年8月に『Outsideinside』をモノPHM 200-278/ステレオPHS 600-278で発売しました。アルバム後にLeigh Stephensが去り、Peterson/Stephens/Whaley編成の第2作にして最終LPとなりました。

オリジナル・トリオ

Peterson、Stephens、Whaleyと役割限定のゲスト2人

Dickie Petersonベース、リード・ヴォーカル、作曲
Leigh Stephens「Feathers from Your Tree」のギター、バック・ヴォーカル
Paul Whaleyドラム、一部バック・ヴォーカル
Ralph Burns Kellogg「Babylon」のオルガン、リード楽器
Eric Albronda「Satisfaction」のバック・ヴォーカル
Abe Voco Keshプロデューサー
Hank McGill, Jay Snyder, Tony May and Eddie Kramer複数場所セッションのエンジニア
Blue Cheer編曲
Jim Marshall and Stef Leinwohl写真

Petersonはいま歌唱/ベースの中心に加えて曲目の大半を提供し、異なる9曲を一つの作者の声で結びます。Stephensはギター・パートを重ね、ステレオ空間内で移動。高まったスタジオ制御はノイズを行儀よくせず、より読み取れるものにします。明瞭になったWhaleyの録音は、フィルが単に強度を上げず区間をどうつなぐかを明かします。

Kelloggは「Babylon」だけの限定役で登場します。後の正式加入を第2作全体へ遡及してはいけません。

Albrondaのバック歌唱は「Satisfaction」だけに属し、常設の第4歌手をつくりません。Keshはオリジナル・トリオ二作のプロデューサーを続けますが、記載された4人のエンジニアは分散した制作過程を反映。編曲クレジットはBlue Cheerに属し、変形したカヴァー2曲と自作7曲へのバンドの統制を保ちます。

後年のギタリストRandy HoldenとBruce Stephensは本作で演奏せず、それぞれの役割は『New! Improved! Blue Cheer』から始まります。

拡張されたヘヴィ・サイケデリア

オーヴァーダブ、パンニング、ピアノ、リード楽器、変わらぬ重い中核

「Feathers from Your Tree」はピアノを歪んだギターへ対置し、デビュー作のどの曲より広い歌唱編曲を提示。「Sun Cycle」は脈動を遅くし、ワウ・ギターを変化する軌道のようにステレオ像内で動かします。「Just a Little Bit」はフェイズ効果、硬いドラムのアクセント、短い要求を、本作でも最も圧縮された攻撃の一つへ集めます。

「Gypsy Ball」はぎざぎざのギター音と滑らかなダンス・バンドのスウィングを拒むリズムで運動を不安定に保ちます。「Come and Get It」は直接的な誘いを、押し寄せるリフ反復の足場にします。「Satisfaction」は忠実なStonesカヴァーでなく、有名なリフを5分間の過負荷の議論へ伸ばします。

「The Hunter」は重いながら空間の広いグルーヴ上へ威勢を置きます。「Magnolia Caboose Babyfinger」は終幕前に声を消す簡潔な器楽小品。「Babylon」はよろめくR&B由来の脈動へKelloggのオルガンとリード楽器を加え、デビュー作のドラムの高揚でなく器楽の幅によって終わります。

収録曲ガイド

5曲/4曲構成による全9曲

01

Feathers from Your Tree

StephensのギターがBlue Cheerの重みを戻す前に、ピアノが最初に入ります。Petersonの像は成長と脆さを結び、分担するバック歌唱が冒頭へ、デビュー作の孤立した咆哮より広い人間的な枠を与えます。

02

Sun Cycle

遅いベース/ドラムの回転が軌道を確立。ワウとステレオの運動によりStephensが中心の周囲へ道を描き、太陽を静止したサイケデリックな紋章でなく反復する運動へ変えます。

03

Just a Little Bit

題名は節度を求めますが、演奏は圧力を与えます。フェイズ効果、切り詰めたギターの応答、Whaleyの強調するドラムが、欲求を意図的に不安定な制作の簡潔な曲へ圧縮します。

04

Gypsy Ball

リズムは優雅なスウィングへ落ち着かず、集まりと運動を示唆。Stephensの粗いギター音が場面の摩擦を保ち、Petersonの歌声は出来事を詳細な物語でなく誘いとして扱います。

05

Come and Get It

A面は構成中最も直接的な挑戦で終わります。反復リフと押し寄せるリズムが追求を相互的にします。歌手は何かを差し出しますが、聴き手は届くためにバンドの増幅された場を横切らねばなりません。

06

(I Can't Get No) Satisfaction

Jagger/Richards作品は原材料としてB面を始めます。Blue Cheerは馴染みある不満を延ばし、明瞭なフックを歪みへ沈め、集団の応答を加え、消費者の苛立ちを物理的な過負荷へ変えます。

07

The Hunter

このソウル・ブルースのスタンダードは求愛を追跡と捕獲として枠づけます。Petersonの伝達は力強いままですが、編曲は「Satisfaction」よりリズムの空気を残し、威勢と脅威を別々に伝えます。

08

Magnolia Caboose Babyfinger

この短いPetersonの器楽曲は三つの大げさな名詞を説明なしに結びます。ギター、ベース、ドラムが素早く動く物体として働き、「Babylon」の大きな終幕前に、歌による欲求の連続を断ちます。

09

Babylon

Kelloggのオルガンとリード楽器が終幕の音色を広げ、トリオは重くほぼファンキーな脈動へ傾きます。古代都市が現代的な過剰の場となり、単純な音量でなく蓄積した質感に基づく結末を与えます。

循環と欲求

自然、欲求、所有、追跡、Babylon

自然の像は羽根、木、太陽を通じて始まり、やがて社会的欲求と都市の過剰へ道を譲ります。cycleとballはいずれも円運動を示唆しますが、前者は宇宙的で節度があり、後者は共同体的で不安定。「Just a Little Bit」「Come and Get It」「Satisfaction」は欲望を要求、挑戦、恒久的欠乏として組織します。「The Hunter」は追求を捕食的にし、「Come and Get It」の見かけの開放性を複雑にします。

「Magnolia Caboose Babyfinger」は物語を与えず、言語を超現実的な物へ変えます。「Babylon」は欲求、群衆、過剰を、古代都市から取った唯一の題名へ集約。本作は物語型コンセプトではなく、Petersonの7曲は反復する人物でなく反復する語彙をつくります。outsideとinsideは音楽も表します。原初的な力がスタジオの重層化と編曲によって繰り返し再組織されます。

Philips 278

『Outsideinside』という題名がセッションを地図化する

PhilipsはモノPHM 200-278とステレオPHS 600-278を発売しました。つなげた題名『Outsideinside』は、屋外現場と屋内スタジオに分かれた録音過程を指します。全9曲を屋外録音したという主張へ単純化してはいけません。

A面に5曲、B面に4曲を収め、それぞれ「Come and Get It」と「Babylon」が終曲です。パッケージはJim MarshallとStef Leinwohlへ写真クレジットを付し、トリオのサイケデリックな個性を視覚的に継続。ステレオ版はStephensのパンニングと複数ギター層を特に際立たせ、モノ版は編曲を凝縮します。

1968年8月

1968年8月:11位のデビュー作後に90位

『Outsideinside』はデビュー作のおよそ7か月後、1968年8月に登場しました。Billboardアルバム・チャート90位へ達しましたが、『Vincebus Eruptum』の最高11位を大きく下回ります。低い成績でも全米での知名度は消えませんでしたが、全作品がデビュー作の飛躍を再現するという期待は終わりました。

本作から「Summertime Blues」に並ぶヒットは生まれませんでした。後年の批評は粗い実行をめぐって分かれながらも、発達した歌曲構造、スタジオの変化、サイケデリックな細部を高く評価することが多いものです。Stephensの脱退は直ちに本作をオリジナル・トリオ最後のスタジオ境界にしました。

第2作

オリジナル・トリオによる、より構造化された最後の声明

『Outsideinside』と『Vincebus Eruptum』はPeterson/Stephens/Whaleyトリオによる唯一の二作です。題名が制作状況を記憶しやすくするため、複数場所の歴史はBlue Cheer神話の長く残る一部になりました。正確なクレジットは伝説以上に興味深く、屋内スタジオ4か所と屋外現場3か所が、移動性が高く技術的に複雑な作品を記録します。「Sun Cycle」と「Feathers from Your Tree」は、純粋なプロト・メタルという呼称が隠し得る旋律的/サイケデリックな幅を示します。

「Satisfaction」は有名曲を神聖な編曲でなく増幅する材料として扱うグループの方法を示します。「Babylon」は次作での大きな役割より前に、Kelloggを限定ゲストとして導入。本作は単に音量を増やさず、密度を運動へ結びつけて後年のヘヴィ・サイケデリアへ影響しました。遺産は圧力下での発展です。オリジナル・トリオは消滅直前に、より明瞭に語れるようになります。

オリジナル構成

後年の追加部分より前にあるオリジナル全9曲

モノ・オリジナルLPPhilips PHM 200-278:5曲/4曲配置の全9曲。
ステレオ・オリジナルLPPhilips PHS 600-278:明瞭なパンニングを持つ同じ構成。
後年の追加部分一部版は「Fortunes」を追加しますが、オリジナル全9曲の一部ではありません。

オリジナル盤は全9曲。「Come and Get It」がA面を閉じ、「Babylon」が本来の終曲です。「Fortunes」は後年の追加部分であり、1968年LPの10曲目ではありません。

「Satisfaction」と「The Hunter」が外部作曲2曲です。Kelloggのアルバム上の役割は「Babylon」へ限定され、Albrondaは「Satisfaction」へバック歌唱で参加。本作はオリジナル3人編成の最終アルバムです。

聴き進める順路

5曲/4曲の両面を異なる風景として聴く

  1. トリオの重い場へピアノが入るところから始めます。
  2. 簡潔なフェイズ攻撃の前に「Sun Cycle」を追います。
  3. 「Come and Get It」に全5曲のA面を終えさせます。
  4. 変形されたStones作品で再開します。
  5. 「The Hunter」を純粋な過負荷でなくグルーヴとして聴きます。
  6. 器楽小品を聴き方の切り替えに使います。
  7. 再発盤の追加部分へ入る前、「Babylon」で終えます。

調査資料

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