本文へ移動 Spirit — サイケデリック・ロック/プログレッシブ・ロック
サイケデリック・ロック

Spirit

万華鏡のように映像的で、あまりにも聴かれていない。

米国カリフォルニア州ロサンゼルス出身地
1967〜1997年活動期間
サイケデリック・ロック/プログレッシブ・ロックジャンル
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概要

Spiritの初期編成は五つの異なる音楽的機能を結んだ。Randy Californiaの簡潔なギターと楽曲、Jay Fergusonのリード・ヴォーカルと作曲、John Lockeの鍵盤、Mark Andesのベース、Ed Cassidyのジャズで鍛えたドラムである。1967年にLos Angelesで結成された5人は、FergusonとAndesが1971年に去るまでスタジオ作4枚を制作。短いサイケデリック歌曲と器楽曲から、意図的に連結したプログラムへ進み、その到達点が『Twelve Dreams of Dr. Sardonicus』である。

その名は大きく異なる幾つもの編成で続いた。後の再結成ではCaliforniaとCassidyが中心だったが、FeedbackはCalifornia、Ferguson、Andes不在で録音された。すべてのSpirit作品を安定した一つのバンドによるものと扱えば、カタログを形作った変化が見えなくなる。

1968年のSpirit。
Spirit、1968年 写真:CBS Records / Wikimedia Commonsパブリックドメイン ・WebP変換

結成と歴史

California、Ferguson、AndesはRed Roostersで活動し、その後Californiaは1966年の一時期をNew Yorkで過ごした。そこでJimi HendrixがRandy Wolfeへ職業名Randy Californiaを与えた。Los Angelesへ戻ると、Californiaと継父CassidyはFerguson、Andes、Lockeと合流。Spiritは1967年8月に録音契約を結び、Lou Adlerが1968年発売のセルフタイトル作と、続く『The Family That Plays Together』とClearも制作した。

第4作『Twelve Dreams of Dr. Sardonicus』はDavid Briggsが制作した。FergusonとAndesはその後脱退し、Jo Jo Gunneを結成。1972年作Feedbackの編成はCassidyとLockeを残し、AlとJohn Staehelyを加えたが、Californiaは参加しなかった。CaliforniaとCassidyは1974年にSpiritを再建し、後の編成はCaliforniaが1997年1月に死去するまで録音と巡演を続けた。

SpiritとLed Zeppelinの関係は、盗作が確定した事実ではなく、文書化された法廷史に属する。両バンドは同じ会場へ出演し、Led ZeppelinはSpiritの「Fresh Garbage」を演奏した。後にCaliforniaの信託は「Stairway to Heaven」が彼の器楽曲「Taurus」を侵害したと主張したが、2020年に第9巡回区控訴裁判所はLed Zeppelin勝訴の判決を維持した。

サウンドとスタイル

Spiritの幅は単一のジャンル名ではなく、初期5人の相互作用から生まれる。Fergusonの凝縮された歌はCaliforniaのギター器楽曲と並び、Lockeはピアノ、オルガン、編曲された鍵盤の色を行き来する。Andesは変拍子を接地させ、Cassidyはドラムを固定的なバックビートにせず、シンバルの細部とジャズ奏者の応答性を持ち込む。

デビュー作は各曲の内部でその対照を聞かせる。「Fresh Garbage」の停止と再開を繰り返す社会風刺、Californiaのアコースティック器楽曲「Taurus」、長い集団演奏「Elijah」は同じ型を使わない。Clearは硬質な歌曲とサウンドトラック由来の器楽曲を分け、一方Twelve Dreams of Dr. Sardonicusは反復する移行部とスタジオ編曲を使い、短い12曲をアルバム全体の連続体として機能させる。

メンバー 初期編成:Randy California(ギター、歌)、Jay Ferguson(歌、打楽器)、Mark Andes(ベース)、John Locke(鍵盤)、Ed Cassidy(ドラム)。後のSpirit作品は大きく異なる編成を用い、とりわけFeedbackにはCaliforniaではなくCassidy、Locke、Al Staehely、John Staehelyが参加する。

必聴アルバム

Epic · 1970年原盤

David Briggsが制作した初期5人の第4作は、音楽的な均一さを強いず12曲をつなぐ。Californiaの「Nature's Way」、Fergusonの「Animal Zoo」、Cassidyの見せ場「Mr. Skin」は、生態系への警告、都市風刺、人物描写を進む。短い移行と回帰するスタジオ音色により、曲順は寄せ集めではなく設計されたものに感じられる。

主要曲:Prelude – Nothin' to Hide · Mr. Skin · Soldier

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Clear

1969年

Ode Records · 1969年原盤

第3作の制作時、バンドはJacques Demyの映画『Model Shop』にも音楽を提供していた。歌曲面には「Dark Eyed Woman」の凝縮されたハード・ロックとFergusonの「New Dope in Town」があり、「Ice」「Clear」などの器楽素材はLocke、California、リズム隊へヴァースとコーラスではなく雰囲気を扱う余地を与える。

主要曲:Dark Eyed Woman · Clear · Ice

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Spirit

1968年

Ode Records · 1968年原盤

Lou Adlerの制作は、急な形式変化に慣れたバンドの周囲へオーケストラ編曲を置く。Fergusonの「Fresh Garbage」「Uncle Jack」、Californiaの器楽曲「Taurus」、Lockeの長い「Elijah」が別々の作曲の声を確立し、CassidyとAndesが歌曲、ジャズのフレージング、サイケデリアの移行を一貫して響かせる。

主要曲:Fresh Garbage · Straight Arrow · Elijah

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さらに深く

Feedback

1972年

カタログで最も鋭い編成断絶であり、Randy Californiaのソロ作ではない。CassidyとLockeはベース兼歌のAl Staehely、ギターのJohn Staehelyと活動し、David Briggsはカントリーの色とStaehelyの作曲により初期4枚と異なる、より強硬で通常のロック作品を制作する。

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この2枚組アンソロジーは、1968年のデビュー作からFeedbackまでOde期とEpic期を追う。価値は年代順であることにあり、アルバム曲、シングル、同時代素材により、初期5人の発展とその後の急激な人員交代を聞ける。Spiritを一つの有名曲へ縮めない。

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今なお重要な理由

Spirit最初の4作は、異例に民主的なLos Angelesのバンドを記録する。FergusonとCaliforniaが対照的な歌を提供し、LockeとCassidyが通常のロック外で得た経験を持ち込み、編曲はラジオ向きの短曲と器楽曲、長い合奏の共存を許す。その組み合わせにより、サイケデリック、プログレッシブ、ジャズ・ロックの歴史すべてに属しながら、どれ一つにも完全には収まらない。

後期カタログは別の理由で重要だ。初期編成の解体後、CaliforniaとCassidyが何度もグループを組み直した記録だからである。Californiaは1997年1月、Molokai沖で12歳の息子と離岸流に巻き込まれ、息子を岸へ押しやった後に死去した。「Taurus」をめぐる最終判決は正確に述べるべきだが、それがSpiritの遺産を支配する必要はない。第9巡回区控訴裁判所の大法廷は、「Stairway to Heaven」が保護対象の楽曲を侵害していないとの判断を維持した。

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