概要
The Byrdsはフォーク・リヴァイヴァルの作曲とレパートリーを、ロック・グループの形式と衝撃へ結びつけた。Roger McGuinnのエレクトリック12弦Rickenbackerと緊密なヴォーカル・ハーモニーが初期作品に一聴して分かる表面を与え、Gene Clarkのオリジナル曲とBob Dylan、Pete Seegerらの素材を変形する手法が、その音に実質を与えた。作品群は静止せず、1965~68年にフォーク・ロックから旋法的、サイケデリック、スタジオ主体の実験へ進み、その後カントリー音楽へ持続的に転じた。
結成と歴史
McGuinnとGene Clarkは1964年、Los Angelesで共作と演奏を始め、David Crosbyが加わり、Chris HillmanとMichael Clarkeが5人編成を完成させた。Clarkはすぐに最も多作なオリジナル作曲者となる。「Mr. Tambourine Man」のエレクトリック版は1965年に米英双方で1位、同名アルバムは英国7位を記録。この躍進によりThe Byrdsは、米国フォーク・リヴァイヴァルとBritish Invasionの音を結ぶ最も明瞭な存在のひとつになった。
Clarkは1966年に演奏編成を離れ、Crosbyは困難な1967年のセッション中に解雇された。その録音は『The Notorious Byrd Brothers』となった。『Sweetheart of the Rodeo』では、Chris Hillmanと新加入のGram Parsonsが、レパートリーと編曲を決定的にカントリーへ動かした。Parsonsは1968年に離脱。その後はMcGuinnとギタリストClarence Whiteを中心とする編成が、1973年まで広範なツアーと録音を続けた。同年、オリジナル5人が最後のスタジオ作のため再結成した。
サウンドとスタイル
初期作品は、McGuinnの圧縮され鐘のように響く12弦音型と、3声ハーモニー、短く緊密に編曲した曲を釣り合わせる。Gene Clarkの作曲は『Mr. Tambourine Man』に多くの感情的な重みを与え、Dylan曲の解釈は編曲が既知の素材をどれほど根本的に変えうるかを示す。「Eight Miles High」では旋法的なギター線とより開かれたリズム設計が語彙を広げ、『Fifth Dimension』はその実験を簡潔なポップとSF的な像の隣に置く。
『The Notorious Byrd Brothers』ではスタジオを楽器として扱い、フェイズ処理した質感、初期Moogシンセサイザー、ペダル・スティール、重なるヴォーカル編曲を組み合わせる。『Sweetheart of the Rodeo』では重心が再び変わる。フィドル、バンジョー、マンドリン、ピアノ、ペダル・スティールがカントリーのスタンダードとDylan、Parsonsの曲を支える。Clarence White期はより鋭いライヴのアタックを持ち込み、WhiteのTelecasterとStringBenderが、McGuinnの12弦という個性を失わず後期バンドを逞しくした。
必聴アルバム
Younger Than Yesterday
1967年Chris Hillmanは「Have You Seen Her Face」「Time Between」で主要な作曲者/歌手として台頭し、David Crosbyの「Everybody's Been Burned」とMcGuinn/Hillmanの風刺曲「So You Want to Be a Rock 'n' Roll Star」は異なる方向へ引きながら、流れを壊さない。金管、ファズ・ギター、カントリーの感触、緊密なハーモニーの混合が、カヴァー素材への依存を減らすバンドを簡潔に描く。
主要曲:So You Want to Be a Rock 'n' Roll Star · Have You Seen Her Face · Everybody's Been Burned
アルバムガイドを開く → Amazonで見る →CrosbyとMichael Clarkeの離脱をまたいで作られながら、このスタジオ作は驚くほど連続して聞こえる。Gary Usherの制作は、Moog、ペダル・スティール、フェイズ処理した声、管弦楽を、反戦歌「Draft Morning」、漂う「Wasn't Born to Follow」、電子音の終曲「Space Odyssey」のように異なる曲へ結ぶ。安定したひとつの編成の記録というより、移行期のバンドから入念に組み立てた作品である。
主要曲:Draft Morning · Wasn't Born to Follow · Dolphin's Smile · Space Odyssey
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1968年Chris HillmanとGram ParsonsはThe Byrdsをカントリーのレパートリーへ深く導き、NashvilleとLos AngelesでのセッションにはLloyd Green、John Hartford、Earl P. Ballら専門奏者が参加した。Dylanの「You Ain't Going Nowhere」「Nothing Was Delivered」が、カントリー/ゴスペルのスタンダードやParsonsのオリジナル曲と並ぶ。カントリー・ロックの画期的作品だが、一人の発明者の仕事ではなく、ロックとカントリーの広い交流の一部である。
主要曲:You Ain't Going Nowhere · I Am a Pilgrim · Hickory Wind · Nothing Was Delivered
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さらに深く
Mr. Tambourine Man
1965デビュー作はエレクトリック12弦とハーモニーの音を確立するが、Gene Clarkのオリジナル曲によってDylan曲集以上の作品になる。「I'll Feel a Whole Lot Better」「Here Without You」「I Knew I'd Want You」が独自の感情的中心を与え、英国でLPは7位に達した。
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1966Gene Clark脱退後に完成した最初のアルバムは不均衡だが、本当の移行作である。「Eight Miles High」はギター語法を広げ、「5D (Fifth Dimension)」は抽象的発想をポップへ変え、「Mr. Spaceman」はカントリーの節回しとSF的な機知を並べる。
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1970年ライヴ1枚とスタジオ1枚が、McGuinn/Clarence White/Gene Parsons/Skip Battin編成を2つの角度から捉える。コンサート面は「Eight Miles High」を長い集団即興へ広げ、スタジオ面はMcGuinn後期屈指の曲「Chestnut Mare」「Just a Season」を収める。
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The Byrdsだけがフォーク・ロック、サイケデリア、カントリー・ロックを発明したわけではないが、各発展で異例に目立ち、影響力ある参加者だった。1965年の成功はフォークのレパートリーがエレクトリック・ポップとして機能できると示し、「Eight Miles High」と1966~68年の作品は米国サイケデリック・ロックの可能性を広げ、『Sweetheart of the Rodeo』はロックの聴衆に、カントリーのレパートリーとNashvilleの奏者へ持続的に触れる機会を与えた。鐘のような12弦と緊密なハーモニーのモデルは後のギター・ポップにも残り、HillmanとParsonsはカントリーの流れをFlying Burrito Brothersへ運んだ。バンドの重要性は、ひとつの音と同じほど、繰り返す自己変革にある。
出典と参考資料
Recording Academy:Roger McGuinnが語るThe Byrds(1964~67年)
Official Charts:The Byrdsチャート史
Official Charts:「Mr. Tambourine Man」
Rock & Roll Hall of Fame:Gram Parsons
Legacy Recordings:『Sweetheart of the Rodeo』
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